Web屋のクリップをいくつか
2008-11-11 Tue[Web制作]
あ、まいどー。Web屋です。ブログを書かない間に、すっかり秋から冬になってしまいましたなあ。毎日起きるのが寒いっす。
今日は、Googleノートブックにメモしておいたものから、最近気になったWeb屋的なお話をいくつか行ってみたいと思います。
連載:Webゆえに考える テキスト編集のテクニカルコンセプト|gihyo.jp … 技術評論社
http://gihyo.jp/design/serial/01/writing
とくにコピーや説明文をはじめとしたテキストの編集は,常に高い品質が要求される重要な作業要素です。
技術評論社さんのサイトは、文字も見やすいしコンテンツも充実しているので、最近お気に入りなんです。そちらで連載されているのがこの、「Webゆえに考える テキスト編集のテクニカルコンセプト」。
プロ向けの話にはなっていますが、ブログなどネットで文章を公開するという点において、非常に大事なことが書かれています。コーダーさんもライターさんも、そしてブロガーさんにも参考になる内容だと思いますよ。
特に第3回の可読性を高める(2)言葉の意味を分かりやすくしようや、第10回の公開に差し支えのある問題を無くそう(2)必須の校閲項目/品質編などですね。漢字を開くとか開かないとか、言葉と言葉の切れ目を分かりやくする(原文ママ。ここ間違えてどうするw)などは、一読しておきたいところです。
ちなみに自分は、ブログの文章を書き上げたら数回は読み直しをしています。文章を公開したらまた一度、二度。たかが個人ブログですが、いくら説得力のある文章を書いていても、ちょっとした誤字や脱字、言い回しの間違いなどで「あらららら」となってしまうこともある。文章のつながりが悪かったり、同じ言い回しが続いて調子が悪かったり…などなど、読み手側が気を遣わなくちゃいけない文章で疲れさせてしまうといけないですから。
続きを読む、も適切に付けろというボヤキ
http://hyobans.technorati.jp/article/10570#article
http://www.zakzak.co.jp/top/200811/t2008111106.html
怪奇! 詳細ページなのに、まだ折りたたみ「続きを読む」が存在する不思議。
自分はそもそも、「続きを読む」で隠すのがあまり好きじゃないんですよね。もちろんサイトやブログのつくりによっては使うのが適切なケースもあるから、一概に全部というわけではないけれど。
Web屋として働いている私ですら、そのワンクリックが非常におっくうだったりする。本当は2クリックで行けるところを、3クリックも4クリックもしなければ目的の情報にたどり着けないのが実にはがゆい。
また、JavaScriptなどでメニューを出したり引っ込めたり、マウスを乗せるとメニューが出てきたりする動きもそう。ユーザーにとって一番大事なのは「見えている情報」なんですよね。見えていないものは存在していないものと言ってもいい。「クリックしたらメニューがペロンと出る」ことがわからないユーザもいる。ページを凝るのもいいけど、これ忘れちゃいけない。
ということで、話がずれてしまったけれど、上に挙げた2つのページ。ブログで言うところの個別ページ、最終到達地点であるにもかかわらず、なぜまたクリックをしなくては読めないのか。
全文読みたいなら会員登録を、というのならまだわかるんだがなあ(嫌いだけど)。ユーザビリティを無視してまで、記事や広告のクリックレートを上げたいか。テレビのえげつないCMの入りに通じるものがあって、非常にむかつくわ。
上は私のブログの目次ページ。バックナンバーを見ると、6月からはじめたんですね(その後3ヶ月ほど忘れていた)。うーん、これがねー。使えないというか、まあまあ使えるというか、実にビミョーな存在で。
目次を作ってくれるといっても、過去記事すべてではなくサービスに登録したその日からのものなんですよね。だから、情報の集積としては非常に中途半端。もしやるなら、これからブログをはじめる!という方にお勧めしたい。
ただ、キーワードでブログ内の記事がたぐれるのは面白いと思うんだよね。ブログパーツもなかなか格好いいし(横幅が決められるのもいい)、自分で選んだ記事を「よりぬき記事」として表示させられるのもいい。
ブログのテンプレートに入っていてて頻出しちゃう、「コメント」とか「トラックバックURL」なんていうキーワードは設定で削除できますしね。うん、この点はよくなったと思う。
ただひとつ、ユーザビリティとして、あまりにも全体的にフォントが小さすぎる。なんですか米粒ですかこれは。ブログパーツもフォントの視認性がちょっと悪い感じなんですが…。それはさておき、だんだん使いやすくなっていることは事実だと思いますので、興味のある方はお試しになってみてはー。
多数派を占めるtarget="_blank":メモランダム|AZ store
http://az-store.nrym.org/reproduce/mynotes/blog/2007/02/target_blank2
target属性の不便さを知っている人なら、それくらいのスキルは持っているんではなかろうか
まいんちこうの数少ないホットエントリであるWeb標準に進路を取れ 第4回「ハイパーリンク−target属性を考える」(05-11-17)では、使わざるを得ない場合もあるのでは?と書いていますが、基本的な考えはあまり変わっていません。まだまだ企業サイトでは「外部サイトは別ウィンドウで」としているところも多いし、昔からそういうのが身についてしまっているせいもあるのですけど。
で、メモランダムさんの記事は2007年2月に書かれたものですが、基本的にはまったく同感。新規ウィンドウが立ち上がるのがいやだ、ユーザの好きに任せろとおっしゃる方は、W3CがNGと定めていると知っていて、ブラウザで新規ウィンドウが開くのを抑制できることを知っているような、ある程度スキルのある人たちだと思うよ。
私? 私はやっぱりまだこちら派かなあ。マウスジェスチャの都合上、新規ウィンドウで立ち上がってくれたほうが操作しやすいんだ。自分のサイトについては、「新しいウィンドウで開く」アイコンを付けるかどうか(技術的に)迷いながら、保留中。
Firefox順調|日々雑感
http://ameblo.jp/rsato12/entry-10161078755.html
最近のWebサイトでは、FirefoxやSafariでは正常に表示されるが、IEだと表示されないなんて、以前とは逆の現象が起き始めています。
少なくなってきたとは思うけど、確率的にはIE以外で崩れてるほうが多いかなあ。日本ではまだIEのシェアは9割近いでしょう。Yahoo!ブログでいくつか目にしたけど、IEじゃないと文章すら見えなくなっちゃってるブログもあるし。ソースまでいちいち見てないので、何しちゃってるのかは存じ上げません。
もうこの際、みんなで結託してIEでズレズレのページを作り、IEブラウザでだけ「このサイトはIE以外で見てください><」とかベタベタなJavaScriptのポップアップを出すとか。
あ、IEを日常的に特に不満もなく使っているかたにはすみません。大人には大人の事情とか長年のうらみつらみってヤツがね、ええ。「普通にパソコンに入っているヤツでインターネットが見られるのに、何を騒いでるの?」と思う方、それは中の人の努力によるものなんですよ。しくしくぐっすん。
IEの名誉のために書いておくと、会社のMac(Paralles)にやっとIE7を入れてみたんですよー。このブログでも植物ブログのほうでも、IE6とIE7がちょうど半々くらいのシェアになってきたので。
そしたらIE7ね、予想外の速さにビックリ。速さだけで言えばなかなか快適でございました。どっとはらい。
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