お腹から声を出そうぜ
2008-12-02 Tue[コラム/雑記]
自分は、普段はそのポテンシャルを100%使うことはまずありませんが、かなり声が大きいほうなんです。
なぜかと考えてみると、思い当たる点が二点ほど。
別に、肺活量が5,000も6,000もあるわけではないんですよ。そもそも声の大きさって、肺活量と関係あるのか知りませんし。
私が通っていた小学校では高学年になると、音楽の授業を合唱部顧問の先生が担当することになっておりました。先生…、かりにF先生としますか。このF先生は、それはとてもとてもキビしい方。授業は張り詰めた空気で息ができないくらいだし、歌一つ歌うにも、声の出し方口の開け方などをかなり厳しく指導されたんです。
“そこ、「あ」が「え」みたいに聞こえるよ。口は縦に開けて歌うの。ガ行は鼻から抜いて発音しなさい。○○ガ、○○ガ、…って歌が汚く聞こえちゃうでしょ。あなたは声が口の中でもごもごしてる。前に声を出しなさい。腹筋に力を入れて、お腹から声を出しなさい。姿勢が悪いからそんな声しか出ないのよ。もっと背筋を伸ばして” …etc, etc.
「歌は、お腹で歌うのよ」
印象的だったのは、F先生が風邪でガラガラ声だったときのこと。「歌は、ノドで歌うものじゃないの。お腹で歌うのよ」と、歌い始めたF先生の歌声。厚みのあるパワフルな高音。「へ、あんなんで歌なんか歌えるもんかぃ」と聴いていたみんなが騒然としたのを、昨日のことのように覚えています。
私は合唱部ではなかったし、前述の通りF先生の授業も二年間だけしか受けていないんですが、「声をお腹から前に向かって出す」ことがF先生のおかげで身についたと今でも思っています。
もうひとつは、大学生の頃に始めたガソリンスタンドのアルバイト。社会人になってやめて、その会社をやめてお小遣い稼ぎに戻って、また働いて出戻って…と都合10年近くは働いていたかな。
今はセルフスタンドのほうが断然多いけど、その頃はフルサービスが普通。うちのスタンドは「山びこ」にうるさい会社でしたから、朝から晩まで声を張り上げていたら自然、大きな声が身につくようになってしまいました。うん、楽しかったよスタンドのバイトは。今の私の豪快さんな一面は、ここで形成されたといってもいいくらい。機会があれば、そのときのことも書いてみたいと思います。
さて、そんなこんなで。
声が大きい、声が通ることが大人になってどれほど有利か
ファミレスで店員さんを呼べば、一発で気づいてもらえます。よく、「すみませぇぇえん。すみましぇぇぇえん」と寂しそうな声で呼んでいる人がいますが、あれじゃダメです。性格も大いに関係すると思うけど、何度も小さい声で呼ぶほうが、余計恥ずかしくならないかい? だったら一発で決めろ!
夜道で悪い人に襲われたら。熊の咆哮のごとく叫べば、もしかしたら悪い人が逃げるかもしれません。近隣の人が、出てきてはくれなくても、明かりがパッと付くかもしれません。山の中でも、一山越えたところにいるお巡りさんが気づくやもしれません。(んなアホな)
まだまだあります。二次会のビンゴで「ビンゴおおおおおお!」と叫べば、同じタイミングでビンゴになった人を差し置いてちょっといい景品がもらえるかもしれません。
歌、という意味で言えばカラオケだってそう。
別にうまくなくたって、大きな声で歌った方が心証がいい。(限度もあります)
なにより、腹筋を使って声を出すことは健康的!
公共の場所や、必要なときにヒソヒソ声にできない、という極端なケースを除けば声が大きくて悪いことはないはず。…だからみんな!
カラオケに行こうぜ。(ここ二年近く行ってないよ〜)
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