「自分探しの旅なんて無いですよ」
と、彼女は言うのである。彼女とは私の同僚で、変なあだ名を持つ婦女子(腐女子)だが、かっこよく彼女とだけ書いておく。
「だいいち、自分探しってなんですか。旅に出たら自分が見つかるんですか」
まあねー。
自分「でも、自分探しの旅ってよく聞くけど、私の周りでそう言い残して旅に出た人っていないなあ…いる?」
彼女「あっ…一人だけいます」
自分「自分探しでどこまで行ったの?」
彼女「カナダですよ」
ここらで彼女が興奮してきたのである。
「日本にない自分がなんでカナダで見つかるんですか。おかしいでしょ。あのね、だいいちね、自分は探さなくてもここにいるんですよ」
昼食に食べた明太子のツブが彼女から飛んでくる。
「要は、現実逃避なんですよそれって。だっておかしいんですって。日本にいなくて!自分が!なんでカナダに!」
あーめんどくせー。(笑)
やっぱりね、自分探しの旅ったらね、国内だと思うんですよ。そうだ京都行こうみたいなね。JR東海のイメージですよ。シンデレラ自分探しエクスプレスですよ。
自分だったら、やっぱり特急とかで二時間以内くらいで行けるところで、そうね温泉なんかいいよね。箱根とか草津とかね。できることなら2ヶ月くらいいてみたいよね。…といったら言われました。
「サルさん、それ湯治」
…いいんだいいんだ。あたいは太宰治全集とか三国志演義とか西村京太郎シリーズなんかを段ボールで持ち込んで、2ヶ月どっぷり読書をして過ごすんだ。だれか一緒に行きませんか、湯治。休めないけど!
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