若い女の子の書く字って、なんでいつも同じような字なんだろう。
自分が中学生の頃は、丸文字が流行っていた。でも、丸文字を書こうと意識するためにノートを取るとき時間がかかっていやだった。しょうがないので、友達との手紙のやり取りにだけ丸文字を使った。丸文字ははっきりいって見やすくない。いつもの字で書けばいいんだし、実際そういう子もいたのに…中学生のコミュニティもいろいろと大変なのだ。
今時の女の子の書く字は、丸っこいようなカクカクしたような、ちょっと力の入らない字だ。これも○○文字とか言うのだろうか? 若い子ならほとんどがこの字を書く傾向にある。美容院の会員カード、書店などの領収書、会社、少なくとも私の回りには多い。
このごろはこの字を見るにつけ「あんたもですか」な気分になる。別に危害を加えられるわけではないから、自分的にげんなりしているだけだ。たまに、若い子でもきれいな字を書く子がいるとほっとする。
…やっぱり、履歴書はああいう字で書くんだろうな。
私が面接官なら全員落としちゃうね。きちんとした書類をああいう字で書かれると、なんだかナメられた気分になる。悪意はないけどそんな気分になる。第一、均一化しちゃってておもしろくない。字から個性が読みとれない。多分昔はそれぞれに味のある字を書いていたはずなのに、ファッションと一緒かな。
小学校の頃とかは女の子でもすっごく字が下手な子がいたが、大きくなってからは見かけない。けれど男性の場合は、悪筆な人は一生悪筆だ。ワープロそしてパソコン文化になって、自分の悪筆を晒さなくて済むと胸をなで下ろしている方もいるらしい。
例えば作家。少し前は本の校正(初稿)はすべて直筆だった。「悪筆で有名な作家は、字を判読するのにえらく苦労した」というのは校正者の母の談。これも今では個性ととらえられているけれど。
また、男性の書く書体は女性よりも多岐に渡っているように感じる。習字みたいな字を書く人、字が大きい人、カクカクしてる人、几帳面な字の人、マンガ字の人、のたくっている人。近頃はなかなか直筆に触れることが少ないけれど、意外な人がすごくきれいな字を書いたりしていると、見直したりなんかする。
このご時世でも、直筆でなにかを書く機会はことあるごとにある。良い字(上手いということではない)が書けて損ということはない。
…そんなことを考えつつ、字がきれいなだけでモテモテだった初代日ペンの美子ちゃんは今どうしているであろうかと想いをはせてみるのであった。
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