読まれない文章を書くために
2004-10-06 Wed[Web制作]
ゲームプログラマ ++;さんで、ブログツールsbを導入にあたりこのブログを参考にしていただいたとのことで、記事中に叩き売りで出演させて頂きました。記事を書いて良かったなあと思いましたね。それとともに、つまづいたのは私だけではないんだと。人間は同類を見つけると安堵する生き物であります。
タイトルは「読まれないブログ(日記)を書くために」と読み替えてもらって結構です。要するに、読まれないためには何をしたらいいかと言うことです。
文字は小さく細かくしましょう
今時の流行りです。
今はスタイルシートという便利なものがありますので、フォントは10pxもしくは8pt以下で固定しましょう。Macではブラウザの表示サイズでフォントの大小が効いてしまいますが、ほとんどはWindowsのInternet Explorerユーザですもの、案ずることはありません。文字サイズを変えられたら、せっかく意図したクールなデザインが台無しです。
フォントに工夫をしましょう
うぃんどーずにはいろいろなフォントが入っていますね。せっかくだからこれを使わない手はありません。ポップ体を使えばポスターのような楽しい効果を付けることができるし、明朝体を使うと教科書みたいなきれいな字体になります。なに、印刷物もWebもそう変わりません。そのフォントが入ってない人のことを考えることもありません。だってみんなうぃんどーずゆーざーですもの。
漢字を使いましょう
読む人に、こんな漢字も知らないのか馬鹿と思われてはいけません。IME、ATOK、ことえりを駆使して変換できる漢字という漢字は変換しましょう。明治初期の書物かとみまがうほどであればベストです。
読点はいっぱい付けてあげましょう
読点は、使えば使うほど、見やすくなります。見やすく、なるはずです。読む人が、どこで、文節を切ればいいかわかるように、積極的かつ効果的に、読点を使、い、ましょう。
文章は一気に書き上げましょう
改行なんかする必要はありません。見やすく段落分けをする必要もありません。スペースがもったいないので、1ページに詰められるだけの文字を詰め込みましょう。自分の思いを、あるがままに文章にぶつけましょう。読む人はかならず熱いハートをわかってくれるはずです。
顔文字、省略文字を多用して楽しい文章に
読んで字の如しです。相手には自分の顔は見えませんし、自分の感情も推しはかることはできません。したがって文章中にはできるだけたくさんの顔文字・省略文字を用い、この文脈で何を考えているか、どういう感情かというのを逐一教えてあげましょう。
読む人に頭を使ってもらいましょう
書くほうが頭を使ってるんだから、読む人も頭を使うべきです。
「これはなんのことを言ってるんだろう?」
「○○さんて誰だろう?」
「これ、どこのサイトから引用したんだろう?」
「一人で笑ってるけどなにか面白いことあったのかな?」
「これはここのことを指しているのかな?」
わかりにくくても、わざわざ説明してやる必要なんかありません。せっかく書いた文章、一度でも二度でもさかのぼってもらい、より多く読んでもらいましょう。
読む人のことは気にしないようにしましょう
自分のサイト、自分の日記やブログはいわば自分の城です。自分があるがままに好きに書けばいいのです。何を気にすることがありますか。どんな内容でも、一生懸命書けばわかってくれるはずです。そもそも読む人を想定して書いたり、読む人のマシン環境を考えて書いたりするのはもってのほかであります。
以上、参考になれば幸いです。
なお、これを実践して読まれなくなっちゃっても当方は関知いたしません。
カーンチ。
もちろん、悪魔の事典だということと、アホサルサがMacユーザでもあるということはご了解頂きたく。
そいではまた〜
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