教習所の思い出(後編)
2004-11-05 Fri[クルマ/自転車]
「教習所の思い出(10/24)」の後編です。さて書くか。冗談抜きで優良な生徒だったので、皆さんが期待しているようなオチとか事件とかは本当になかったんですよね。引き返すなら今のうち。よろしく哀愁。
学科はキライだった
実技は楽しい。でも学科は単語や熟語、活用や年号を覚える受験勉強みたいで嫌い。私くらいでしたよ、予備校で学科の問題集を開いて勉強してたのは。でもこれがどうにかならないと免許はもらえないわけですから、必死こいて詰め込みました。
学校の授業と違うのは、実際に役立つということ。
関係ないと思っていた「けん引している車は何キロまで出せるか」なんて問題も、友達の車をけん引するときに役立ちました。そのあとバイトしたスタンドでも、何台の車をけん引したことでしょう。「次の交差点でUターンしたいな」と思ったとき、違反にならないように「Uターン禁止」の標識がないかどうか見回しますし、広くて走りやすい直線の道路では何キロが制限速度なのかを確認します。また、大きな交差点で左折したいと思ったとき、白地に青い矢印の標識を見逃してぼーっとしてると後ろからホーンを鳴らされてしまう…といった具合に、標識の知識も必要です。
初めて外車を運転
時代もあると思うんですが、教習車はマニュアルのマークII。今思い出した、33号車でした。けどオートマ車の教習をするときはBMWだったんですね。もちろん右ハンドルだったんですが、ワイパーとウィンカーだけは逆なんです。一発目からやりましたね、発進しようとしてウィンカーを付けたら「シャー。シャー」と軽快なワイパーの音が。
それはさておき、オートマ教習はゴーカートみたいなもので特に問題はなかったんですが、それまででマニュアルに慣れてしまっていた体にはちょっと怖かったです。だってなんにもしないでも進んでしまうんですもの。これをなんと言いますか。はい、クリープ現象です。クリープ現象のないダイハツのクルマのCVT、これはこれでコワイ。
路上に出た日
今はちょっとシステムが違っているらしいですが、私の時は確か第三段階まで教習所内、仮免を取って第四段階が路上でした。再教習もなしにトントンと路上に進み、初めて教習所から路上に出ようとウィンカーを出したときのドキドキ感は今でも覚えていますね。
路上教習は、とにかく楽しかったです。他の車と同じように自分が運転できるようになったから。いつも親に乗せられて走る道を、今度は自分がハンドルを握って走る…、本当に楽しかったなあ。そう、一度横断歩道で小学生の団体に「がんばれよ初心者!」とか声かけられたことがありましたわ。なんとも複雑な気持ちでございました。
私が優秀だったのかどうなのか、関西弁先生は教習中、運転に関してほとんど口を出すことがありませんでした。最後の路上の日なんて、もう教習と言うよりドライブ気分でずーっと話をしながら走ってましたね、適当に。天気も良くていい気分で。ただ「これで先生ともお別れかあ…」と寂しくもあり、しゃべりも変にテンションの上がった感じでした。
卒検、そして…
卒検の日もこれまたよく晴れた日。
「あそこは30キロ遵守じゃないとやばいらしい」
「あそこの横断歩道は人がいなくても一時停止しないとやばいらしい」
「あそこはひっかけがあるらしい」
と怪情報が飛び交う中、なんとか実技のお墨付きをもらうことができました。ただそのとき言われたのは、「問題はないのだが、運転中リラックスしすぎる」と…。
どうやら関西弁先生とのだらけた教習のクセで、無意識にハンドルを指でとんとん叩いてたらしいです、わたくし。
ま、そんな感じで免許取得のための学科もギリでクリアしました。ただ、埼玉県の免許センターは交通の便が悪いんですよ。鴻巣というところにあるんですが、川越からバスで1時間も揺られるハメとなりました。しかも立ったまま。
受験生だから…
という事情を、教習所サイドはよく考慮してくれました。
1日に実技ができる時間は決まっていたんですが、関西弁先生は「卒業まで最短で1ヶ月。それ以上延びたら受験勉強困るやろ。俺は空いてるから、今日もう少し乗ってくか」と時間を取ってくれました。おかげで教習が滞ることもなく規定の最短時間、車に乗ってからは2週間ちょっとで卒検にこぎ着け、1ヶ月で免許を取得することができたんです。ヒデキも感激。
そんな感じで現在、日本の道路に君臨しているサルサです。
もしどこかの道路でお会いした際は、お声かけいただけると幸いです。
クルマの話はいろいろあるので、追い追いとね。
そいではまた〜
学科はキライだった
実技は楽しい。でも学科は単語や熟語、活用や年号を覚える受験勉強みたいで嫌い。私くらいでしたよ、予備校で学科の問題集を開いて勉強してたのは。でもこれがどうにかならないと免許はもらえないわけですから、必死こいて詰め込みました。
学校の授業と違うのは、実際に役立つということ。
関係ないと思っていた「けん引している車は何キロまで出せるか」なんて問題も、友達の車をけん引するときに役立ちました。そのあとバイトしたスタンドでも、何台の車をけん引したことでしょう。「次の交差点でUターンしたいな」と思ったとき、違反にならないように「Uターン禁止」の標識がないかどうか見回しますし、広くて走りやすい直線の道路では何キロが制限速度なのかを確認します。また、大きな交差点で左折したいと思ったとき、白地に青い矢印の標識を見逃してぼーっとしてると後ろからホーンを鳴らされてしまう…といった具合に、標識の知識も必要です。
初めて外車を運転
時代もあると思うんですが、教習車はマニュアルのマークII。今思い出した、33号車でした。けどオートマ車の教習をするときはBMWだったんですね。もちろん右ハンドルだったんですが、ワイパーとウィンカーだけは逆なんです。一発目からやりましたね、発進しようとしてウィンカーを付けたら「シャー。シャー」と軽快なワイパーの音が。
それはさておき、オートマ教習はゴーカートみたいなもので特に問題はなかったんですが、それまででマニュアルに慣れてしまっていた体にはちょっと怖かったです。だってなんにもしないでも進んでしまうんですもの。これをなんと言いますか。はい、クリープ現象です。クリープ現象のないダイハツのクルマのCVT、これはこれでコワイ。
路上に出た日
今はちょっとシステムが違っているらしいですが、私の時は確か第三段階まで教習所内、仮免を取って第四段階が路上でした。再教習もなしにトントンと路上に進み、初めて教習所から路上に出ようとウィンカーを出したときのドキドキ感は今でも覚えていますね。
路上教習は、とにかく楽しかったです。他の車と同じように自分が運転できるようになったから。いつも親に乗せられて走る道を、今度は自分がハンドルを握って走る…、本当に楽しかったなあ。そう、一度横断歩道で小学生の団体に「がんばれよ初心者!」とか声かけられたことがありましたわ。なんとも複雑な気持ちでございました。
私が優秀だったのかどうなのか、関西弁先生は教習中、運転に関してほとんど口を出すことがありませんでした。最後の路上の日なんて、もう教習と言うよりドライブ気分でずーっと話をしながら走ってましたね、適当に。天気も良くていい気分で。ただ「これで先生ともお別れかあ…」と寂しくもあり、しゃべりも変にテンションの上がった感じでした。
卒検、そして…
卒検の日もこれまたよく晴れた日。
「あそこは30キロ遵守じゃないとやばいらしい」
「あそこの横断歩道は人がいなくても一時停止しないとやばいらしい」
「あそこはひっかけがあるらしい」
と怪情報が飛び交う中、なんとか実技のお墨付きをもらうことができました。ただそのとき言われたのは、「問題はないのだが、運転中リラックスしすぎる」と…。
どうやら関西弁先生とのだらけた教習のクセで、無意識にハンドルを指でとんとん叩いてたらしいです、わたくし。
ま、そんな感じで免許取得のための学科もギリでクリアしました。ただ、埼玉県の免許センターは交通の便が悪いんですよ。鴻巣というところにあるんですが、川越からバスで1時間も揺られるハメとなりました。しかも立ったまま。
受験生だから…
という事情を、教習所サイドはよく考慮してくれました。
1日に実技ができる時間は決まっていたんですが、関西弁先生は「卒業まで最短で1ヶ月。それ以上延びたら受験勉強困るやろ。俺は空いてるから、今日もう少し乗ってくか」と時間を取ってくれました。おかげで教習が滞ることもなく規定の最短時間、車に乗ってからは2週間ちょっとで卒検にこぎ着け、1ヶ月で免許を取得することができたんです。ヒデキも感激。
そんな感じで現在、日本の道路に君臨しているサルサです。
もしどこかの道路でお会いした際は、お声かけいただけると幸いです。
クルマの話はいろいろあるので、追い追いとね。
そいではまた〜
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