自転車で○○と戦った話
2004-12-11 Sat[クルマ/自転車]
若干2名から、サルサが救急車に乗ったときの話を書け!書けよ!書かないとおまえのかーちゃんデベソだぞ!と脅されたのである。
ママンがデベソになったら困るので、泣きながらパソコンを立ち上げ、鼻水すすり上げながらエディタを立ち上げ、がんばって書くから耳かっぽじって聞きやがれ、オイラの与太話。嘘。ちょっと長いけど、聞いてください。
ひとり暮らしで困った話としては過去に日常に潜む恐怖、続・日常に潜む恐怖という記事がアップしてあるけれど、今回の話は日記に書いたつもりが書いてなかったらしい。確か1年近く前、Web会社に自転車通勤してたころの話だ。いや、ほんとに書いてないのかな、とブログ以前の1年前の過去ログを見出したら、前後半年分くらいを読破。あらいやだ、サルサってば意外とイケるじゃない。…っていかんいかん、こんなことをやってる場合じゃない。
iPodをヘッドフォンから小音量で流し、お気に入りの銀星号が通勤の足だったそのころ。しがないWeb制作会社、連日連夜の深夜残業の間に、ポッカリと解放された夜の21時半。疲れたような呆けたような、意識だけが妙にハイになったような感じ。
帰宅コースは、会社から5分ほど走ると某JR駅ロータリーを経由する。歩道は駅前コインパークを沿うようにつくられているんだけれど、いつもは歩道どおりに進む道、なぜかそのときだけコインパークを突っ切っちゃおうかなという気になった。実際、駅からの歩行者はそのコインパークを突っ切る最短コースを通って帰るのだ。
コインパークの入り口に自転車がさしかかった。
その瞬間、顔に何かが落ちてきた。
…気が付くと、私は道ばたに寝ている。
数人の人が顔をのぞき込んでいる。
なんだ?なんで見てるんだい?
お巡りさんみたいな人が一生懸命話しかけている。
「大丈夫か?大丈夫かぁ?」
なんだ、どうなったんだろう。何が起こったんだ?
まとまらない頭がなんとか思考しようとしている。
とりあえず訊かれてるから答えなくては。
「大丈夫です。大丈夫です…」
遠くからサイレンの音が聞こえる。
救急車かぁ。どうしたんだろう。
近づいてきた。回りの人たちの動きが慌ただしくなる。
ああ、私を迎えに来たん、だ?
そうかあ…私、コケたんだ。どうしたんだっけ。あれはいつのことだっけ。確か自転車で駐車場に入ろうとして。何かが。
救急車が到着し、ストレッチャーに乗せられる。
重くってごめんなさい。変なことが気にかかる。
誰かが、アゴを紙で押えるように言う。
わ、血。わ、切れてる。
痛くはない、けど頭がまわってる。
そして気付く、その場所に散乱する荷物、ヘッドフォン、自転車。目の前にあるのはコインパーク出口にある遮断機のバー。
うわあ…
私、これに突っ込んだんだ。
しかもバーが降りてくるそのタイミングで。
ごごごご、ごめんなさいっ。ズルしてごめんなさいってばー。
そして乗せられた救急車の中。
すでに覚醒しているも、全てが他人事のような感じだ。
わー、すげぇよオイラ救急車乗ってるよ。救急車デビューだよ。
中からサイレン聞くのって初めてだなあ。
ああごめんなさい、救急車通ります。交差点でクルマが止まる。
乗り心地最悪だよ。ガタガタするよ。
うわわわわー。曲がるなら曲がるって言ってよ。
カーブでストレッチャーからカラダが落ちるぅ~誰か支えてくれよお。
近くの病院に搬送された私は、いっとき処置室に寝かされた。今日は病院に泊まるんだろうなあ。持ち合わせもないけど労災効くからいいか。それより親に電話されたらいやだなあ。「コインパークの遮断機に闘いを挑んだ」なんて聞いたら絶対怒られるよ。母ちゃん怖いんだよ。
「サルサさーん、診察しますよー。歩けます?」
ええー。歩くんですかぁー。
でもお医者さんがそう訊いてる以上、歩けるような状態なんだろう、私は。
ふらふら診察室に入っていき、口の下にパックリ裂けたキズをちょいちょいと消毒。念のためスキャンとりますねー。はい終了です。うん、特に問題ないですね。何もないようなら帰ってけっこうです。2,3日はお風呂に入らないでくださいねー。お大事に。
ええー。それだけ?
帰るんですか。ちょちょちょちょ、私やばくないんですか。
そもそも、ここどこですか。バスありますか。
ほっぽり出された22時半。
風がしみるよママン。人って寒いね冷たいね。
どこだここは。ここは確か、確か家の近くを走る○×通り沿い。
自転車なら家まで10分ほどの距離だけど、自転車は無し。とても今の状態じゃ歩けない。といってバスはまばらな時間帯。あーもう、しょうがない、タクシーを止めよう。ぅわ、金がないじゃんコンビニコンビニ。確か家の方向に歩けばローソンがあったはず。これなら病院に泊めてくれたほうがいくらかマシというのに、ちくしょったれ。
毒づきながらトボトボ歩く。
えー、こんなに遠かったっけトボトボ。
つーかさ、さっきまで救急車乗ってたんだよなトボトボ。
頭打ってるのになんでほっぽり出されるんだよトボトボ。
その後、コインパークを通ったときにまじまじと見たんだけれど、歩行者は遮断機のバーの横にあるスペースから出入りしていたのだ。なぜそこを通らなかったのか、なぜ遮断機のバーが降りてくるようなところから入ろうと思ったのか。正直、私、その部分の思考は飛んじゃっていてわからないのだ。魔が差したとしか言いようがない。
*****
コインパーク遮断機との闘いに破れたオイラに残されたのは、頭頂部のたんこぶとアゴのキズ。一生消えない戒めのキズ。別に、お顔にキズが残るなんて女子として致命傷だわっと騒ごうとは思わない。人生はポジティブ、打ち所が悪くなくて本当に良かったのだ。全国120人のsalsaファンを悲しませずに済んで本当に良かった。
まあ、いずれにせよ。
よい子のみんな、ゆめゆめズルはしちゃいけない。
因果応報とはこのことを言うのだろう。
そいれはまた~
【参考URL】
ふるふる、ぐるぐる|大病院不信
今回の記事を書くきっかけとなったふるふる。さんの救急話はこちら。
ママンがデベソになったら困るので、泣きながらパソコンを立ち上げ、鼻水すすり上げながらエディタを立ち上げ、がんばって書くから耳かっぽじって聞きやがれ、オイラの与太話。嘘。ちょっと長いけど、聞いてください。
ひとり暮らしで困った話としては過去に日常に潜む恐怖、続・日常に潜む恐怖という記事がアップしてあるけれど、今回の話は日記に書いたつもりが書いてなかったらしい。確か1年近く前、Web会社に自転車通勤してたころの話だ。いや、ほんとに書いてないのかな、とブログ以前の1年前の過去ログを見出したら、前後半年分くらいを読破。あらいやだ、サルサってば意外とイケるじゃない。…っていかんいかん、こんなことをやってる場合じゃない。
iPodをヘッドフォンから小音量で流し、お気に入りの銀星号が通勤の足だったそのころ。しがないWeb制作会社、連日連夜の深夜残業の間に、ポッカリと解放された夜の21時半。疲れたような呆けたような、意識だけが妙にハイになったような感じ。
帰宅コースは、会社から5分ほど走ると某JR駅ロータリーを経由する。歩道は駅前コインパークを沿うようにつくられているんだけれど、いつもは歩道どおりに進む道、なぜかそのときだけコインパークを突っ切っちゃおうかなという気になった。実際、駅からの歩行者はそのコインパークを突っ切る最短コースを通って帰るのだ。
コインパークの入り口に自転車がさしかかった。
その瞬間、顔に何かが落ちてきた。
…気が付くと、私は道ばたに寝ている。
数人の人が顔をのぞき込んでいる。
なんだ?なんで見てるんだい?
お巡りさんみたいな人が一生懸命話しかけている。
「大丈夫か?大丈夫かぁ?」
なんだ、どうなったんだろう。何が起こったんだ?
まとまらない頭がなんとか思考しようとしている。
とりあえず訊かれてるから答えなくては。
「大丈夫です。大丈夫です…」
遠くからサイレンの音が聞こえる。
救急車かぁ。どうしたんだろう。
近づいてきた。回りの人たちの動きが慌ただしくなる。
ああ、私を迎えに来たん、だ?
そうかあ…私、コケたんだ。どうしたんだっけ。あれはいつのことだっけ。確か自転車で駐車場に入ろうとして。何かが。
救急車が到着し、ストレッチャーに乗せられる。
重くってごめんなさい。変なことが気にかかる。
誰かが、アゴを紙で押えるように言う。
わ、血。わ、切れてる。
痛くはない、けど頭がまわってる。
そして気付く、その場所に散乱する荷物、ヘッドフォン、自転車。目の前にあるのはコインパーク出口にある遮断機のバー。
うわあ…
私、これに突っ込んだんだ。
しかもバーが降りてくるそのタイミングで。
ごごごご、ごめんなさいっ。ズルしてごめんなさいってばー。
そして乗せられた救急車の中。
すでに覚醒しているも、全てが他人事のような感じだ。
わー、すげぇよオイラ救急車乗ってるよ。救急車デビューだよ。
中からサイレン聞くのって初めてだなあ。
ああごめんなさい、救急車通ります。交差点でクルマが止まる。
乗り心地最悪だよ。ガタガタするよ。
うわわわわー。曲がるなら曲がるって言ってよ。
カーブでストレッチャーからカラダが落ちるぅ~誰か支えてくれよお。
近くの病院に搬送された私は、いっとき処置室に寝かされた。今日は病院に泊まるんだろうなあ。持ち合わせもないけど労災効くからいいか。それより親に電話されたらいやだなあ。「コインパークの遮断機に闘いを挑んだ」なんて聞いたら絶対怒られるよ。母ちゃん怖いんだよ。
「サルサさーん、診察しますよー。歩けます?」
ええー。歩くんですかぁー。
でもお医者さんがそう訊いてる以上、歩けるような状態なんだろう、私は。
ふらふら診察室に入っていき、口の下にパックリ裂けたキズをちょいちょいと消毒。念のためスキャンとりますねー。はい終了です。うん、特に問題ないですね。何もないようなら帰ってけっこうです。2,3日はお風呂に入らないでくださいねー。お大事に。
ええー。それだけ?
帰るんですか。ちょちょちょちょ、私やばくないんですか。
そもそも、ここどこですか。バスありますか。
ほっぽり出された22時半。
風がしみるよママン。人って寒いね冷たいね。
どこだここは。ここは確か、確か家の近くを走る○×通り沿い。
自転車なら家まで10分ほどの距離だけど、自転車は無し。とても今の状態じゃ歩けない。といってバスはまばらな時間帯。あーもう、しょうがない、タクシーを止めよう。ぅわ、金がないじゃんコンビニコンビニ。確か家の方向に歩けばローソンがあったはず。これなら病院に泊めてくれたほうがいくらかマシというのに、ちくしょったれ。
毒づきながらトボトボ歩く。
えー、こんなに遠かったっけトボトボ。
つーかさ、さっきまで救急車乗ってたんだよなトボトボ。
頭打ってるのになんでほっぽり出されるんだよトボトボ。
その後、コインパークを通ったときにまじまじと見たんだけれど、歩行者は遮断機のバーの横にあるスペースから出入りしていたのだ。なぜそこを通らなかったのか、なぜ遮断機のバーが降りてくるようなところから入ろうと思ったのか。正直、私、その部分の思考は飛んじゃっていてわからないのだ。魔が差したとしか言いようがない。
*****
コインパーク遮断機との闘いに破れたオイラに残されたのは、頭頂部のたんこぶとアゴのキズ。一生消えない戒めのキズ。別に、お顔にキズが残るなんて女子として致命傷だわっと騒ごうとは思わない。人生はポジティブ、打ち所が悪くなくて本当に良かったのだ。全国120人のsalsaファンを悲しませずに済んで本当に良かった。
まあ、いずれにせよ。
よい子のみんな、ゆめゆめズルはしちゃいけない。
因果応報とはこのことを言うのだろう。
そいれはまた~
【参考URL】
ふるふる、ぐるぐる|大病院不信
今回の記事を書くきっかけとなったふるふる。さんの救急話はこちら。
<< 投稿入力便利ツール、Area Editor | main | 冬の口笛 >>
同じカテゴリの新着記事
- クロスバイク納車されちまいました。 (2010-02-21)
- クロスバイクかっちまいました。 (2010-02-07)
- iPhone3GSを車で使う、FMトランスミッターの巻なのらー (2009-11-21)
- ガス欠した話 -ごめんよ愛車- (2009-07-24)
- ビッグスクーターのスピーカーがうるせーうるせー (2008-10-29)
- ノレないティーンエイジ(かどうか知らん) (2008-10-18)
- F1 日本GP雑感 (2008-10-12)
- F1シンガポールGP雑感 (2008-09-29)
- 横断歩道でざまーみやがれ (2008-08-18)
- 初ETCで野暮用ドライブ&談合坂 (2008-05-26)