Switcherへの道(導入編)
2005-04-14 Thu[Apple/Mac]
WindowsからMacへSwitchする。
Windows全盛の今の時代には逆行するようだが、iPodやMacMiniの好評により、もーしかしたらそういう奇特な方もいるかも知れない。もしくは、会社に入ったらまわりが全員Macで、いつのまにか感化されてSwitchするケースも無くはない。
自分の場合は、完全に後者である。
会社に行ったら自分の机にはMacしか無かったのである。
面接で誰も教えてくれなかったのである。
(その日、2002年4月18日の日記〜初出社,そして…)
それから1年。
特に自分用にMacを買う必要に迫られたわけではないけど、気がついたらすっごく買いたくなっちゃったのである。気がついたら沖縄からMacが届いたのである。(出品者さんが沖縄の方だった)
(その日、2003年4月29日の日記〜物欲の虎)
といって、Winを使って10年余、ある程度の環境がWinでできちゃっている。
よほどのことがなければ、Macをメイン扱いで動かそうとは思わない。というか、Winと同等のことができなければメインマシンたり得ない…というわけで、今まで通りWinメインで、MacはWebの表示確認とかiPodだとか、なんとなくで使っていた。
ところが最近、なんかWinに飽きて来ちゃって。
それよりなにより、
「Winくんばっかり使って、ボクのことはどーでもいーんだね」
というMacのしょんぼりたれの姿が、なんとなしに自分を責めている気がしたのである。よしきたMac、お前をメインで使うならどうなる。Winにはちょっと休んでてもらおうな、その代わりお前がんばれよ、と試してみることにした。
Web制作に関しては前述の通り、会社がMac環境だったから問題ないし、Winですごいことをしている蛇ユーザでもない。完全に乗り換えるわけではないから、なにかあればWinを起動したっていいのだし。強いて挙げれば、焼きドライブがMacに付いてないってのが致命傷…いや、これは落札したブツがあるにはあるのだが、めんどくさくて付けてないだけだ。日頃から焼くってこともそうそうないし。
さてここで、Switch関連のサイトをいくつか。
Apple - Switch(05/04/12)
本家本元、AppleさんのSwitch講座。だまされるな!(黙れ
Apple - Switch|Macを始めた人たちの声(05/04/12)
特命係長のカツノリ(野球ではない)もSwitcherだった!
ITMedia:Windowsユーザーが使うMac mini
→Windowsユーザーが使うMac mini(05/03/25)
→Windowsマシンと連携させてMac miniを使いやすく(05/04/01)
→Mac miniをメディアクライアントにする「環境設定編」(05/04/08)
“別に「やっぱWindowsが優れている」ということではなく、普段使ってるWindowsマシンに何年も蓄積されたソフト資産があるわけで、これをすべて捨てて一切合財いきなりMacに乗り換えるというのは、現実問題としてまず無理なのである…”というくだりが、Switcherの悩みそのものだと思われる。
大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」|Apple上級副社長、フィル・シラー氏直撃インタビュー(PC Watch)(05/03/15)
ニュース記事だが、中ほどで「Switch」について触れている。
Macに“Switch”するきっかけ?([N]ネタフル)(05/02/19)
タイムリーにこんなブログさんも。
同じくSwitch現象について考察されている。
グラフィカルで繊細なインタフェースと、何よりマシンを使う楽しみ、それがMac。
ところで、私がWinのみのユーザだったときに感じていた疑問をいくつか。
基本的に…
Winで作成したファイルはMacでも読めるし、Macで作成したものは拡張子さえ付いていればWinで読める。もちろん、その拡張子のファイルを編集する・もしくはプレビューできるアプリケーションがあればの話だが。
ハードディスクをFAT32でフォーマットしていれば、同じハードディスクを両方から読み込むこともできる。思うほど仲が悪いワケじゃないのだ。タイトルが日本語など2バイト文字であっても、OSXでは特に支障なく読み込める。関連して、よく「MacからWindowsにメール添付したものが化ける」とか言われるが、その場合は添付ファイルをフォルダに入れて圧縮して送れば特に問題なし。
また、Macではアプリケーションからファイルを新規保存する場合、拡張子を特に指定しなくてもそのアプリケーションのファイルとして認識されるのが普通。しかしHTMLやCSSファイルはアップロードする関係上そういうわけにいかないし、Winのくせも付いているので、Macでしか使わない単なる書類のテキストファイルであっても拡張子を付けるクセがついちゃっている。
Macは固まる
これ、すっごく広まってると思うのだが。
マシンの性能にもよると思うけれど、両方使った感じでは、OSXはOS9に比べて固まらないOSって感じはしている。私のはOSX10.2.8、俗に言うJaguarさんなので10.3のことはよくわからないが、もし固まるとしてもアプリケーションごとなので、OSの再起動まで至ることはあまりない(こういう状況はWin2000でもよくあるし)。ましてやマシンの性能が良くて、Panther10.3、そしてTiger10.4に進化したMacはどうなることやら。
Macだと、どこにどういう設定項目があって、何を触っていいかわからない
…というのは、OS9までの話。
あれ、画面も割と簡素だもんね。
でもOSXではまことに親切になって、変な話WinXPよりも初心者向きだと思う。アプリケーションのインストールなんかも、Winみたいにウィザードが鬼のように出てきたりしないから簡単。基本的にドライバいらずだし、ADSLの設定なんかあっけないほど簡単だったものなあ。慣れてしまえばWinよりも直感的に操作できるのがいいところ。それこそブラウズとメールくらいしかしないというなら、XPマシンよりMacの方が…と思うんだけどねえ。
Webページによって、表示が崩れる
ああ、これは確かに。
…といって、例えばブログなんかではほとんどのページで普通に閲覧ができている。たまーに普通のホームページで崩れているところはあるけど、それでも見られないわけではないしな。基本的に、ちゃんとしたタグ使いをしていれば、MacIEだろうがSafariだろうがNNだろうがFirefoxだろうが、支障なく見られる。少なくとも私の場合、今までWinでブラウズしていたサイト、見られなくて困ったことはほとんどない。制作する側の方でそこのところ心配であれば、WinのNN7なんかで表示確認してみるといいかと。スタイルシートを使ってなければNN4.7なんかもかなり役に立つんですけど。
対応するアプリケーションがWindowsに比べて圧倒的に少ない
そらしょうがないなあ。
ユーザが圧倒的に少ないんだもん(笑)
後でも書くけど、Winで使っているちょっとしたユーティリティの代わりなんかは、完全には探し当てられていないんだよねえ。確かに選択肢は少ないけど、それでもブラウズはできるしメールは使えるし、エディタはあるし音楽は聴ける、逆にWinより楽しくて簡単なアプリケーションというのも、存在するわけだから。
周辺機器の対応ってどうなのよ
もちろん、冒険するのじゃなければ、Mac「にも」対応という機器でなければ話にならない。けど今のところ〜自分でも意識してモノ選びはしているんだけれど〜カードリーダも外付けハードディスクもルータもMSマウスもプリンタも、Winと同じように使えている。使えなかったのは「Win対応」のDVD外付けドライブと、SCSIのMOドライブ(探してないけど、SCSIボードとか差せれば別)。
もっともらしく書いてるけど、それこそMacのヘビーユーザーでもないわけで。サルサ3X歳、広く浅くがモットーです。
次回は、具体的にMacとWindowsはどー違うのかということを素人チックに語ろうと思います。あら、なんか「Web制作人のブログ」っぽいんじゃない?
そいではまた〜
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