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Web標準に進路を取れ 第1回「序章」

2005-10-12 Wed[Web制作 > コーディング]

どうもどうも。
何を間違ったか、ぶろぐぴーぷるのランキングでは園芸カテゴリが上位の毎日考@サルサです。上位三強がなかなか抜けません。ちくしょう!ふぁっk

っていやいや、そんなことはどーでもいいんですが、そろそろ自分がWeb屋でWebっぽい人ということを忘れそうだし忘れられそうだしということで、それっぽいことをいたって真面目に書いちゃおうかなと思います。きゃ、はずかし☆

ご存知の方はふんふん、そうでない方は「へー、ふーん、あっそう、だから?」と思って聞いてください。

最近、「Web標準」という言葉が
前面に出てくるようになった。

そもそもWeb標準というのは、どんな人がどんな端末を使ってもアクセスできるという、Web(ページ)の標準的な規格のこと。つまり、テキストブラウザでも読み上げブラウザでも、弱視の人でも耳の聞こえない人でも、支障なくブラウズできてみんなが使えるように、アクセシビリティユーザビリティにも気を遣いましょうねってことなんでぷー。これはあくまでも指針であって、今すぐこうしないとだめとか言う類のものではないんでぷー。現に、ずいぶん前から廃止予定のタグと言われているものも、いまだにふつーに使えちゃってたりするんでぷー。

HTMLとCSSの完全な分化と、
アクセシブルなページ作り。

基本的なタグ付け(マークアップ)はHTMLで、レイアウトや見ばはスタイルシートで…という本格的なビッグウェーブが来つつある。もうフォントタグは古いのだ。BタグもIタグも、背景色も背景画像も。

なぜ、CSSでのレイアウトが求められるのか。

言い換えるとなぜ、HTMLでの文字装飾やレイアウトが敬遠される傾向にあるのか。

ひとつには、HTMLのフォントタグなり属性なりで指定してしまうと、どんなユーザも強制的にその指定でブラウズしなくてはいけなくなるからである。スタイルシートとして別ファイルを設け、レイアウトや色・大きさの情報がHTMLと別に記述してあれば、ユーザ側でそれを切ってユーザスタイルシート(ブラウザの設定で、文字色や背景色なんかを自分用に変更したもの)を使うこともできる。ユーザ側に自由が生まれるわけである。

なんらかの要因で読み上げブラウザやスクリーンリーダーを使っている人にとっても同様だ。ページのレイアウトにTABLEタグを使っていると、組み方によっては制作者の意図している順序とは異なる、とんちんかんな順番で読み上げてしまう。するってーと、書かれていることがうまく把握できずになんのこっちゃということになる。わーい。

【参考URL】
都道府県の脱テーブル状況

CYBER@GARDENさんのブログ、Web::Blogoscopeの記事より。
まだまだTABLEレイアウト全盛だが、それでもいくつかの都道府県でCSSレイアウトを採用し始めていることが分かる、とても興味深いデータ。

もちろん、TABLEレイアウトはTABLEレイアウトで、採用する制作側の言い分がある。が、その話はまた後で。(たぶん)

読みやすさ、読み上げやすさへの配慮

また、CSSで書かれていようとなんだろうと、健常者(便宜上こう書く)や晴眼者であっても、小さい固定フォントで書かれたページや、背景と文字色のコントラストが絶妙に付いていないページが読みにくく見にくく感じたりしたことはあるだろう。とあるブラウザでは見られなかったり読めなかったり…というのも、特にマイナーブラウザを使う人なら経験があろう。制作者としては非常に耳が痛い。ごめんなさい。

読み上げブラウザを使う人にとっては、画像にalt属性がついていなくて、「イメージ」「イメージ」「イメージ」の羅列を聞くハメになったり、単語や英単語を正確に読んでくれなくて理解ができなかったりという経験もあるはずだ。これらに配慮することもまた、Web標準への道となるのである。が、その話もまた後で。(たぶんね)

もうひとつの副産物、
SEO(検索エンジン最適化)。

自分もそうだが、日記からブログに移行して、検索エンジンに大なり小なり好かれているのを実感した方は多いんじゃないだろうか。Web屋でなくても、ブログのテンプレートをいじるときに気が付いた方もいるかもしれない。やたらdivタグで囲まれたテンプレート、知っていてもあまり使わなかったh1・h2などの見出しタグやリストタグ、なにより「すたいるしーと」なるものの存在を。

そう、このような組み方がなされていると自然、検索エンジンがうまいこと、定義付けされた見出しやタイトルや強調文字、画像につけられたalt属性なんかを拾ってくれるのである。これが、「アクセシビリティに対応=SEO的にも準拠」といわれる所以だ。

さて、と。
疲れたので今日はここまで。

Web標準については、特にWeb屋なら考えていかなくてはいけない問題なんだけど、いかんせん長くなりそうだ。書きたいことはいっぱいあるんだけど、系統立って書けるかどうかってのも問題で…。や、詰まったらうまく書かれてるサイトのURLを張るだけ張って逃げるという手も…。
…ああっ、独り言がつい口からっ。

また次回お会いしましょう。
といってもまとまってないので、内容の予告すら不可能という状況の中、「Web屋の」サルサがお届けしました。
そいではまた〜

次回:Web標準に進路を取れ 第2回「行け、そのWebを閉じるな」

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いただいたコメント

ふるふる | 2005-10-14 11:41 PM
CSSを最大限に使って、サイトデザインをしようと試みたことがあるんですけども。
デザインを全部CSSで管理すると楽ではありますが、でも、難しかったです。
ここの文字だけちょっと太字にしたいなとか、ここだけちょっくら真ん中に持ってきたいなとか、こまかーなところもCSSで作るのはちょっと煩雑でした。
慣れればそうでもないのかなあ?
満足な知識もない素人なので途中で挫折。
だからCSSとHTMLが混在する、わけのわからんウツクシクないソースに。恥ずかし!
salsa | 2005-10-15 12:28 AM
ふるさん、コメントありがとうございます。
CSSで制御するのは、なにも簡単にするという意味合いだけではないので、逆に初期投資というか、最初がめんどくさいのはしょうがないのですよね。確かに、細かいちょっとしたものなら…という感じはありますけどね〜。

でも、閲覧ブラウザを制限したくないのであれば、HTMLとCSSの混在するソースというのはまだいたしかたない、まだまだ多い。そういう状況でございます。

まだまだがんばって書いていくので、4649哀愁!

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