シルバーシートは誰のものだ
2006-05-04 Thu[コラム/雑記]
こんばんは、こんにちは。
オフィス街の飲食店は、ゴールデンウィーク中はやっていないことを初めて知ったサルサです。昨日なんて、昼食にありつくのにハシゴしてハシゴして30分近くかかってしまいましたよ。ガデム。
タイトルには「シルバーシート」と書きましたが、これはご存じのように通称で、ちゃんとした名前は「優先席(Courtesy Seat)」とあります。皆さまのお心遣いに感謝、ってやつです。Courtesyは、goo辞書で調べるとこう書いてあります。
礼儀, 丁寧さ; 親切, 好意; 丁重な[親切な]行為; おじぎ
ああ、「優先的な」とか言う意味じゃないんですね。
お年寄り、身体の不自由な方、妊婦さん、ケガをしている人…そんな方に、貴方の状況が許せば親切に席をお譲りくださいね、という意味合いでの英熟語だったんですね。勉強になりましたね。
もちろん、シルバーシート(通りが良いのでこちらで呼びます)を設けてしまった功罪というのもありますよ。普通でも、上記のような方にはどこであろうと席を譲ってあげるような心配りというものはあってしかるべきもので、そう言う意味では全席をシルバーシートにしてしまえってな話です。
好んで座るわけではないですが、車内が空いているときにたまたまシルバーシートに座ると、そこはお前が座る席じゃないだろう…みたいな非難の目を向ける人がいます。これも違います。シルバーシートってのはさ、専用席じゃないんですから。逆に、シルバーシートではない場所で勇気を出して譲ったら「大きなお世話」くらいの勢いで断られてしまった…みたいな話も聞きます。自分は見たことないですが。
て、そういうことを書きたいんじゃないのです、今日は。
この休み期間中、ちょっと異様な光景を目にしちゃったもんですから。
野球部で占められたシルバーシート
数日前、出勤時に自宅の最寄り駅から電車に乗ったとき。
ガタイのよい野球部らしき兄ちゃんたちが集団で、シルバーシートを10人ぐらいで占拠していたんですよね。みんながみんな、イヤフォンで音楽を聴いて、下向いて寝て…いや寝ているフリかな。そこにはマネージャーらしき女の子も一緒になって座っていて。
車内が空いているのだったらいいんですよ。
けどその日は休日。後から後から、ときには足下が微妙におぼつかないお年寄りも乗ってくるんです。そこで目にする、若者たち。誰ひとり席を立とうなんてしません。
いくつか駅を経て降りていった、その背中には「○○高校 FOOTBALL CLUB」の文字。
なんだろうね。
スポーツマンならスポーツマンらしく立たんかい、とは思わないんですよ。疲れてるときもあるだろうし、学生さんだったとしても、塾通いする小学生だったとしても、それは疲れて爆睡したいときもあるでしょう。自分もそうでしたから。
けどさ。けど。うー。
っつーかそもそもなんだその、だらだらとしたヤーな感じは。
足を投げ出し、通路はでっかいスポーツバッグで占められてああ邪魔。
制服や名入りのウェアを着て公共の場所で動くというのは、その学校なり、自分が所属するチームなりの看板を背負うってことでしょ。あなたたち普段でも、自分らがどう見えてるか考えたことないでしょ。
事実、私はこんなことくらいで、その高校についての心証がかなり悪くなってしまいました。あまつさえ、高校に直メールをしようかと思ったくらいです。そのくらい本当に、なんというのかなあ…嫌な感じだったんですよ。文章でうまく伝えられないのが歯がゆいですけど。
私が神経質なんではないと思います。
その場にいた人、けっこうチラチラと、シルバーシートのほうをしかめつらで見ていましたから。そして、これから向かうであろう試合は負けろ!負けやがれこの若造ども! と思ったに違いありません(笑)。
普通の席での占拠なら、これほどは割り切れない思いをしないんだろうな…というところが、やはり「シルバーシート信仰」、前述の話と矛盾してしまうのは良くないところだと認めますけど、ね…。
ああ、割り切れない。
やっぱりメールを書いてやろうかしら。
けど、この割り切れなさを単なる苦情でなくどう文章で表すものか、結局悩んで終わってしまいそうです(笑)。
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