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経験がものを言う自分でありたいのだ

2007-05-14 Mon[Web制作 > 職]

皆さんこんばんは。入室時、無意識にIDカードならぬSUICAを当ててしまう人、サルサです。
(バリエーションとしてはその他、入室時に手かざしをしてみたり、エレベーターに乗って行き先ボタンを押す前にIDを取り出したり。いえいえ、昔の話です…)

ちょい前のWeb屋はそれを妥協できないという記事の最後に「同じ部にデキる派遣がやってきた?! 続きは次回!」…と気を持たせつつ終わった、その続編です。どうだ、私だってがんばれば続編が書けるのです。ちょっと、その気がないだけなのです。だめじゃん。

あれは年度末でしたか。
新任の派遣さんが来週から来る、という件で社員さんと話していたんです。そしたらその社員さんがおもむろに紙切れを取り出し、AdobeやらMSっぽいアプリケーションやら、資格やらの名称をズラズラズラと読み上げ出しました。なんだ、ソフトでも買うのか? それはラッキーとほけほけ聞いていたら、…それ全部、新任の方の使用可能ソフトと言語と資格! アヒャー。

マジで大前さん(※)が現れたかと思いました。
すげーなー。私なんかその半分もないよ。Webの資格なんてひとつも持ってないし。正直、そこまで技術が必要とされる部署でないんです。けれどそんだけの人が来るということは、もしかして私ってバ、お払い箱? などと戦々恐々としていたのでありました。
(※ドラマ『ハケンの品格』より)

まあ、でもちょっと待ってみんさい。
普通なら、そんな人であれば普通にWeb制作大手やら、おもろい制作会社やら、派遣であればWeb制作メインの部署に行くはず。何がどうして、なぜにヒマなイントラサイトへいらっしゃる。来るのはイントラサイトマニアか(いるのか?)、私のように残業地獄から逃れてヘブンを求めに来た堕天使かのどちらかしかいないはずよ。(ひどい)

果たしていらっしゃったのはマニアでも堕天使でもなく、Webの専門に行ったけど実務経験はないという、サルサ堕天使のように汚れていないWeb屋一年生。昔の忙しい派遣先なら「なにをー?!」と言っているところでしょうが、ここはほんわかイントラサイト。ま、ゆっくり勉強していってよお姉さん、という感じです。(忙しいところもそりゃ多々あるでしょう)

いや、でもね、集中して一年Web漬けになるってすごいんだなあと思いましたよ。デザインだろうがコーディングの話だろうが、ほとんど通じちゃうんだもんね。サルさんっていったいこの数年間、なにやってたのかと思うくらい。これから私と同じ年数経験を積んだら、できるWeb屋になるんだろうなあ。それでもまだ若いから…。ああ、なんでもっと若いときに今の仕事やり始めなかったんだろう。ま、こんなことをいつも考えてしまいます。

別にライバル意識を燃やしているわけでは全く無いのですが、私のアドバンテージと言ったら経験くらいのものだもの。サイトの効率の良い運用のしかたとか、ソースの書き方とかコメントの入れ方とか、CSSの管理のしかたとか。企業サイトでも、素人さん(失敬)がいじるかどうかによって、書き方も変わってきますし。そのほか役に立つような立たないようなこととか。まだデザインセンスについては未知数なのですが、一人で作っていたらバナー制作なんてやらないもんね。

…というような、私が知っていることは教えるし、そうでないことは補完し合って仕事ができたらいいなあと。…それから一ヶ月、なかなか楽しげに仕事してもらっています。ああ、Webが分かる人が他にもいるってスバラシイ、という喜びを私もかみしめながら。

新人さんだからとか、年下だから訊くワケにはいかん! とかいうポリシーは全然無いんです。昔の職場でも、CSSやJavaScriptがバリバリに書ける年下のディレクションの子が入ってきたときは「うわー。私、コーダーのくせに負けてるー」と焦りを感じましたが、いつの間にやら仲良くなっちまいました。いろいろ教えてもらっていい勉強、いい刺激になりましたよ。彼には感謝しています。

つまり、経験がものを言う自分でありたいが、頭は固くしちゃいかん、くだらないプライドなら持つな…というのがポリシーってことになるでしょうか。でもやっぱり、Webの世界が長い分は先を走っていたいので、これからも勉強します。
そいではまたー。

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いただいたコメント

まいまい | 2007-05-14 11:51 PM
こんばんは。
サルサさんがこういう内面的なことを書いてらっしゃるとき
私は凄く共感する部分がムッキムッキと沸いてくるんですよ。
「うんうん。」って思って読んじゃうんです。
話の通じる人がいるって、嬉しいですよね。
ワケもなく嬉しい。
教えたり教わったりできる環境があるって素晴らしい。

大前さんネタはよかったですね。
私もちょっとした資格は持っているんですけど
社員していた頃は、それをなるべく隠していました。
そーっとしておいたんです。
(資格持ちは面接のときにコッテリ質問攻めに遭いますよ〜)
発覚するとなかなか大変でして。
だって、私、プログラムメインのお仕事なんて…なんて…
半べそかいて授業を受けて、課題に取り組んでいた10年前を思い出します。
楽しくもあるプログラミング。
でも、そっちに重きを置くと、自分が崩れていくんです。
悪魔でも、プログラミングは私の中では
できることの幅を増やすものであって…
長くなっちゃいそう。この辺で <(_ _)>
salsa | 2007-05-15 10:22 PM
まいまいさん、コメントありがとうございます。こんばんは。

いつもは淡々としているアレですが、どす黒いことも考えているウェブ屋です(笑)。なんか恥ずかしいですね。

うちの面談の場合はおそらく、制作会社・部署ではないし、ソフトや資格の名前もおぼつかなかったと思うので、それほど質問攻めにはならなかったのではないかと思われますよ(笑)。

まあでも、自分がどれに重きを置きたいかというのと、まわりの思惑っていうのは、往々にして違うものでありますわね、奥様。

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