ら抜き言葉書かない宣言
2007-05-23 Wed[ブログ]
毎日考の文章を書くにおいて、いくつかの縛りを自分に課しています。その一つが「話し言葉との差異を付ける。ら抜き言葉を書かない」というものです。
おそらくあと数十年もすれば、「ら抜き言葉」は話し言葉としても書き言葉としても、まっとうな日本語として定着してしまうことでしょう。古代語が今のような現代語になるまで、言葉が遷移していく過程にいた人々は、その時代時代で思うところがあったんでしょうね。
「見れない」「食べれない」「寝れない」「起きれない」「着れない」…これくらいの「ら抜き言葉」なら、口語で使ったりします。けれど、読ませる文章ではどうも使う気にはなれない。そんな私へのお助け機能が、ATOKには付いています。「ら抜き言葉」だと警告ポップアップが表示されるようになっているんです(この段落の冒頭は出まくりでした)。あまり出したことはありませんが。
ちなみに某テレビ局では、街頭インタビューで人々が「ら抜き」をしゃべっていても、そのテロップは「ら入り」だったりするのが面白いところ。(某テレビ局だけかどうかは知りません)
冒頭の通り、あと数十年経ってこの記事を読み直したら、あんときゃ何カタいことを書いてたんだと思うかもしれません。けれど、ら抜き言葉。「信じれない」「捨てれない」「開けれない」「決めれない」…うーん。「ら」も足りませんが、それ以上に何かが足りないような気がしてむずがゆい。
言葉自体もそうですが、「これが正しい日本語」と疑わずに使っている姿勢がいやなのかもしれません。間違った尊敬語やバイト敬語に対するそれと似ています。
最近では「さ入れ言葉」なんていうのもあるそうではないですか。会社のデスクで回りの女の子の電話対応を聞いているとたまに、…ん?と思う敬語をしゃべっていることもあります。こういうの、その人が経てきた就業環境や良い指導者との出会いも重要なファクターになります。私が指導する立場なら即刻「バチコーン!(おでこをはたく音)」ですな。
そういうわけで毎日考は当分、コメント以外では「ら抜き言葉」を使わないことをここに宣言いたします。
といって、他の方のブログを読んでら抜き言葉の数をチェックしたり、間違った敬語の使い方を探したりしているわけではありませんからご安心ください。…という意味では、私、コーダーだからといって他の方のソースをいちいち覗いて回ってもいませんからね。うんうん。
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