さらばJaguar、初めましてTiger
2007-05-24 Thu[Apple/Mac]
♪でっきるっかなでっきるっかな シュラシュシューシュー
軽快なBGMに乗って、「ひとりでTigerいんすとーるできるもん!」の時間がやってまいりました。こんにちは、ナビゲーターの戌年サルサです。番組がザッピングしているのとか「サルサに名字があったのか」とかは気にしない方向で。
インストールだよTigerさん
前回のS-ATAハードディスク換装のドタバタで、すでにインストールの下地は整っています。動画でも扱うのでなければ広大なスペース、250GB。とりあえずJaguarのディスクユーティリティで半々に分けて、データ用にしました。
ハードディスクが一つならJaguarからのアップデートになり、それに伴うバックアップやらファームウェアのバージョンアップやらの問題が出てきますが、その必要はありません。あとは泣くほど簡単です。Jaguar環境でOSXのDVDを入れ、後は出される表示に従って、クリックしたりしなかったり再起動したりそのあいだにトイレ行ったり珈琲入れたりたばこ吸ったりするだけです。Tigerのインストールに、ちゃんと新しいハードディスクを選択しさえすれば。
アプリケーションについては、入れ直したもの、JaguarのHDDから引っ張ってきたものなど様々。ブラウザやメーラーはアプリだけ最新の物をインストールし、設定はエキスポート - インポートしました。移行したいデータは、JaguarHDDの中からほいっと当該の場所にドラッグするだけ。完了です。
それにしても、まっさらなハードディスクっていいよね。初々しくてね。これから自分の色に染めてやるぜウフフフフという感じがね。そうして汚されて、最後はボロボロになってクラッシュして悪態つかれて終わるなんて、ハードディスクの一生ってさんざんやね。
アタシったら何のために生まれてきたのっ? せっかくアナタのために尽くしてきたのに、古くなったら若い女に乗り換えるなんて! アナタがそのつもりなら、いいわ、その女にタイマー仕込んでやるからっっ! ざまみれバーカ! …みたいな感じだろうね。だからハードディスクって壊れるんだねー。へえ。
サクサクうごくよTigerさん
S-ATAハードディスク+Tigerの使い心地ですが。
「え? もう? あんた本当に速いねー」と声をかけてしまうほど、起動の速さに感動。それまでがそれまでですから、体感的には数秒くらいに感じてしまいます。実際はフラッシュメモリを読んでiPhotoが、iPodを認識してiTunesが立ち上がったりするのを待っても、電源ボタンを押してから30秒弱で常駐アプリが揃っている状態です。
それまで感じていたモッサリ感はずいぶん改善されましたね。WindowsPCほどではないですが、マウス周りもサクサクです。内部温度については正確には計っていませんが、音は元のハードディスクと変わらないかなあ。もちろん静かとはいえませんが、あまり気になりません。
そういう必要十分な使い心地になると、やっぱり使いたくなるではないですか。このTiger、インストール自体は昨年の11月ごろ。それくらいからですね、Macをメインで使うようになったのは。
一方、そのときWin2Kは
さすがに起動に5分もかかるとね。
気まぐれにディスクチェックが始まっちゃったりすると10分以上はもたついているので表示確認用に起動するのもおっくうに。
付き合っている歴はWinマシンの方が長いんです。
そりゃもう、「えんでばタン!」「さるさタン!」と添い寝した仲です。愛着はありますが、あっちもこっちもと手をかけられません。というより、正直あまり困ってないので足踏み状態というほうが正しいか。まあ、なんとかするのであれば、安くてそこそこ速いWinマシンをディスプレイ付きで買ってしまった方が手っ取り早いんでしょうね。
けどね、そうはいうものの、「ついにギガマシン!」と鼻息荒く買ったマシンだし、7年も一緒にいると思い入れはあるんだよね。データは回避させて、クリーンインストールするだけでもマシになると思う。Win2000環境が無くなるのはちょっといやだし…。やばい。ゆらぐ。やっぱりいじってあげようかどうしようか…でも逆に高くつくしそこまでの思い入れかと言われると…(堂々めぐりで半年以上)。
それにつけてもTigerさん
デスクトップ検索のSpotlight。たまにF7キーと間違えて起動しちゃったりしますけど。データ量が少ないから検索用途としてはほとんど使っていません。ランチャーとして使うには、条件を絞っておかないとズラズラ候補が出てきすぎて、結局Dockにエイリアスを置いておいた方が速いってことになってしまうので微妙ですが…。もうちょっと使いようはあると思います。勉強嫌いでして。えへえへ。
Dashboard。当初は物珍しくて使っていましたが、起動・切り替えがもたつく、そのちょっとの待ちがいやなんですね。もちろん新しいMacなら別でしょうが。たまーに、iTunesの歌詞を表示させるのに使ったりする程度。Dashboardのウィジェットを通常のデスクトップに表示させるソフト(DashMenu)も常駐させていますが、都度都度じゃまになるので設定するのをやめてしまいました。こういうとき、デュアルディスプレイなら便利かもと思います。1,650ピクセル幅でも十分広いのに、人間って欲張りよね。
Expose(これはPantherからだけど)。開いているウィンドウが一覧できるのはいいけれど、目指すウィンドウはどれかなーと探す手間が惜しい。そのアプリケーションだけがフォーカスされるような見ばは集中できていいのかもしれないけれど…、ってな動作をさせていると、一瞬思考が止まるんです。慣れですかね。でも、Command+tab切り替えで十分こと足りるので、これまた使っていません。
Mailもアドレスブックも.Macすらも、Tigerになってからのウリのアプリケーションはほとんど使っていませんが、SafariRSSが使えるようになったのはありがたいです。それにアプリケーションなどで、Jaguarでは対応していなかった最新バージョンもインストールできるようになりましたし。そんなソフト面に加え、周辺機器等もTigerと相性の悪いものはひとつもありません。めでたしめでたし。
てなことやっていたら次期OSX Leopardが先行プレビューされてしまったわけです。が、結局秋以降にのびのびになりそうなので、しばらくはTigerさんと仲良くやっていけそうです。まさか、LeopardさんはPowerPCを斬り捨てたりはしませんよね…?
まあそんな感じで、現状ではハードディスクそれぞれにOS9、Jaguar、Tigerが乗り、環境が混在しています。お店の人には「できればあまりオススメできませんけどね…」と言われました。確かに、OSを切り替えたりすると再起動時に固まったりすることが多いので良くないんでしょうね。が、Tigerは問題なく動作しているのでとりあえずよしとしちゃいます。JaguarHDDのほうは、無くても支障がなくなったら、初期化してデータディスクにすればよろしいのです。
えーと。次は。
まだ買ってきたまま転がっているんですが、「DVDドライブを換装する」の巻です。それに、バックアップについても考えなければいけません。速さに関しての野望は一段落。でも、ファンなり、静音化なり、まだまだいじりたい点や改善したい点はわんさかあります。
元値から考えたら、普通に新品が買えた…なんてことは言っちゃいけないのです。車もMacも、中古でカモる(死語なのかしら)のが醍醐味なんです。Quicksilverも好きだけど、Graphiteカラーのこの筐体も、ごっつく気に入ってますしねー。がんばれAGP Graphics。
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