Q&Aサイトのツレヅレ
2007-10-19 Fri[Webサービス]
こんばんは、サルです。本日は、緑町在住のウェブ屋さんの、教えたらグーじゃない質問とのコラボレーション記事です。ヤツ、最近頑張っているみたいなんで、興味のある方は見に行ってやってください。意外と寂しがりらしいです。
photo by flickr
OKWave(教えてgoo)やら、Yahoo!知恵袋やら、はてな人力検索やら。一度でも覗いたことのある方は多いと思うんですが、Q&Aサイトって興味深いですよね。質問者と回答者のせめぎ合い。そこに展開される人生ドラマの悲喜こもごも。
植物のカテゴリでみると、例えばですね。
(もともと緑ブログの記事として書かれていたので、中身が全部植物なわけですが…)
教えて君、教えてちゃん
○○ってなんですか? と、検索すれば調べられるレベルのことを訊く人。肥料はどのくらい与えたらいいんですかと、付属の説明書を読みもせずに訊く人。育て方のサイトを眺めれば載っている事柄を、逐一質問する人。切迫した感じで泣きついてしてきた質問なのに、その後回答がいくつ付いてもレスがない人。質問自体がオカシイので正論で注意されたら来なくなっちゃう人。おいおい。
例えば「オブツーサの株分けってどうやったらいいんですか? 教えてください!」というたぐいの質問って非常に多いと思うんですが、そのオブツーサとか、株分けとかいうキーワードがわかっているなら、「オブツーサ 株分け」で検索すればいっぱい出てくるわけよ。最悪、過去ログに同じモノがわんさとあるのよ。
そういった「教えて君/教えてちゃん」が後を絶たないのは、ネットに慣れていなくて、Yahoo!や Googleなどの検索サイトの存在を知らないからか。詳しく書いてあるサイト自体が無いと思っているからか。もしくは、あるのはわかっているけど、自分では読み砕く気はなくて、答えだけ教えてもらいたいからか。つまり自分で情報を取捨選択するのが面倒くさいからか。どれなんでしょう。
自分がそうじゃないから、心理がちょっとわからないです。自分は知っているという優越感ではないですよ。私も、初めてのことがあったらまずミスターGoogle氏に尋ねますもん。極端に情報が少ない場合を除けば、おおかた答えは見つかるんだけれども。
…いかん、とがめ口調になってしまった。
だいいち自分だって、何かのHow-ToでQ&Aサイトの過去ログにお世話になってるっつーの(笑)。「ガジュマルの育て方」だろうが「サボテンの育て方」だろうがピンからキリまで情報があるのは手軽だし、助かることもある。Googleなどでも、検索してヒットするのはQ&Aサイトの過去ログだったりもするから。
と、なるとね。
ネットの知的資産のアーカイブ作りを担っている、と考えると「○○を教えてください的質問」も悪いだけではないってことになっちゃうんだよな。とりあえず、過去ログにあるような質問が何度も繰り返し出てくるのはどうか、とだけ言っておこう。
過去ログ嫁問題
「読め」ね。念のため。
そのカテゴリにおいての、回答者さんたちにとってはナン万遍も出てきていて飽き飽きしているような質問でも、質問者さんたちにとっては初めての経験。確かに過去ログを調べなかったのは悪いけど、いくらなんでもそこまで冷たくしないでも…だから初心者って書いてるじゃない…というのが言い分だと思うのね。おそらく。
確かに、その問題が「激しく既出」のものかどうかは、経験値のある人じゃないとわからないですもんね。「過去ログを検索する」というのも、Q&Aサイトに慣れていない人は気づかないのかもしれない。掲示板自体、使いづらい場合もあるし。
うーん、いかんともしがたいところだけど、そっけない口調は別にしても、「●●で過去ログを検索するように」とか、「こちら(URL)に同じ質問があります」とか示してくれてるだけまだありがたいと思う。それを専門にやっているサポートの人ならともかくね。だから、やっぱり訊いた側が逆ギレしちゃうのはどうかと思うなー。
回答者さんはさまざま
単に回答したポイントが欲しいだけのために、検索した結果やURLだけを貼り付けるような回答者さんもいるし、引っかき回したり揚げ足を取るだけのヒマつぶし回答者さんもいるし。あと「えっ?それで本当に支障なく育ってるのっ?」という育て方を伝授する回答者さん、「そ、それはいくらなんでも初耳ですが…(汗」みたいな珍回答者さんとか。
「初心者です」という言葉に過敏に反応し、やつぎばやに言葉きつめの質問を浴びせ、かわいそーに質問者さんを半泣きにさせている回答者さんも何人かいらっしゃいますね、だめですよー。だいいちそんな専門用語ばかり並べてもイメージわかないって…、あーいわんこっちゃない、質問者さんすっげぇ卑屈になっちゃってる(笑)。
「初心者」さんには厳しいQ&Aサイト。
第三者から見ると、どちらの感じ方もわからないではないけれど。
他の生物カテゴリ同様、植物カテゴリも生き物が対象なので、一つの質問でも要因をいろいろな人がいろいろに特定できちゃうから、難しいんですよね。同じ「枯れ」でも、水のやり過ぎとやらな過ぎ、反対の理由があるなんて、まず経験値のない方には見当が付かない。
そのうえ乾燥させろ、肥料をやれ、いや肥料は今はあげるな、木酢液をやれ、風通しはどうだ、植え替えしろ、いやとりあえず放っておけ、と船頭が多いこと多いこと…。うん、がんばってください。そうやって知識を得、植物に接して経験をつみ、勘を養っていくものなんだ。経験値を上げるしかないのですよ。
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