竜鱗の生長点障害(2) 燃えよドラゴン
2007-10-18 Thu “多肉植物 > ハオルチア > 軟葉系B”
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皆さまにお知らせ。「ヒドいネットショップの…」で一大センセーションを巻き起こした「ナニの巻」ですが、よく見たら「ナニの塔」だったので記事を訂正しました(笑)。どこのお店かというお問い合わせは受け付けませんので、がんばって探してね♪
(じゃなくて、間違えてたから検索ヒットしなかっただけじゃん…。まあいいや…皆さん、お店は責めないであげて、笑い飛ばすだけにしてね…)
さて、竜鱗の生長点障害(1) しょげるドラゴン(07.10.05)の続きです。ホウ素欠乏ではないかと当たりを付け、施肥をしたところまででした。その後、竜鱗がどーなったかと申しますと。
これはNo.1同様、生長点障害になったもうひとつの名無し竜鱗のBefore。施肥したあとに撮ったので多少回復しちゃってるんですが、拡大してみると新芽の根元がよれています。これがぺたっと下にくっついちゃっていたんです。
After、施肥して二週間後。新芽が健全に立ってるじゃないですか。心なしか、ノギも元気になってきている気がする。さらに今日見ると、根も養分を吸ってくれて葉がプクパンになっていました。うおおー、なんかすげえ! No.1も復活してくれるといいな。
竜鱗の育て方に悩んで出た結論
一番始めに手に入れた軟ハオがこの竜鱗。当時はわけもわからずでしたが。日照があまりよくないとか、実は硬ハオなんだとか違うとか。気にしていないうちは普通に育てられていたのに、扱いがわからなくなったと同時に調子を崩して…。そういうことってありませんか? いわゆる「船頭多くして船山に上る」ってやつですか(笑)。
勝手に難物指定にしてるけど、よく考えるとそんなに難しい特殊な生き物なんだろうか。そんなに難しいものなら、こんな流通しないだろ。けなげに生きているだけなのに、難物呼ばわりなんていい迷惑でス。…と、竜タンがぶぅたれております。ごめんよ、悪いお母たまを許して。
調子がつかめなくなったのはどうも、「軟葉系」と意識して、おっかなびっくりになってからのような気がする。硬葉系と言われたり、中間系と言われたり…そうか。なら、硬ハオの育て方をしてみればいいのではなかろーか。そうだよ。そうだ。見えたぞ。そうに違いないアハハハハハハh
第一、涼しくなったのに葉がヘコんだままはまずいでしょ。乾いたら普通に水をじゃぶんじゃぶんとあげちゃえ。もっとむっちりさせなくちゃイカンよ。直射ではない明るい場所…これはそれこそ、硬ハオ置き場に一緒に置いてしまおう。
アロエ科に肥料は要るのか要らないのか
総合すると入れない人のほうが多いのかな? それとも半々かしら。
腐葉土を使うから特に施肥してないという方もいらっしゃるし。元肥は入れないけど液肥はマメにするという方も、もちろんまったくしないという方も。栽培している植物の種類や育て方(ムチパンかキュウキュウかなど)にもよるだろうから、一概には言えませんよね。
ただ今回、肥料が必要なヤツもいるんかなあと思いました。
マグァンプKは丈夫な体を作るリンが多く施されています。
…あら、宣伝みたいになっちゃった。じゃなくて。
マグァンプのような緩効性肥料はリンの割合が多いですよね。リンは花付き実付きのほか、サボテンの棘や硬く締まったマッチョな体作りに一役買うそうです。従って、「より」硬ハオ向きなんじゃないかと思ったんですよ。ちなみに右は、鉄が含まれるマグァンプFe。鉄であざやか! ですと。
棘ってことなら、ノギ部分が少なくなってしまったアガベ(NO.1)にもいいかもしれない…と、今回植え替え時にマグァンプKを元肥として入れてみました。ガラ多め、気は遣わないで基本放置…というアガベのセオリーから少し外れるけど、これで元気になればいいじゃないか。
竜鱗だけが欠乏症(らしきもの)の餌食になったというのは、これ固有の、なりやすい症状と考えてもいいのかも。いつも普通に施肥していたり、今まで特になんの支障もなかったという人は、考えなくていいと思うんだけどね。たまたま私は全くしていなくて、こういう症状が出たので、調べるきっかけになりました。もちろん昔に竜鱗を溶かしたときは虫だったので、それも考えなくはなかったけど。
今回の件で、植物を健全に生長させる「土壌づくり」は、さまざまな要素が絡むことがあらためてわかりました。その株の性格を知っていても、肥料のことだけかじっても、土やPH値のことだけわかっていてもだめなんですよね。
例えば前の記事で書いた苦土の話ですが、苦土石灰はマグネシウムを強化したアルカリ性のもので、同時にリンの吸収を助けてくれる働きをしてくれるものだとか。赤玉土や鹿沼土はリンを閉じこめてしまうので、それ主体ならリンは多めに施肥する方がよくてだとか、つながりまくってるんです、いろいろなことが。一つの現象に一つの要因ってことがあり得ない。それに調べるまで、ホウ素欠乏なんて現象、まったく知らなかったですもの。
すべての、植物を構成する、植物に必要な要素というのは、摂取しても摂取しすぎなくても障害の元となるわけ。植物自体の好みや状態をはかりつつ、バランスよく与えていくのがいいんですね。
それにしても、今回ただ一つ難を逃れた、白肌が魅力のあの竜鱗も、親株はすっごくいじめられてガリガリなのよねぇ…。中途半端に焼けちゃってちょっと汚いし。はやくムチムチパンパンダクダクスルリスルリとした美肌ドラゴンに戻してあげたいものです。そしてまたいっぱい子供を産んでくれー。頼むぞー。
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コメント
しかもこの記事上から2行しか読んでないです。
いまから出かけるので続きは帰宅後じゃ。。
ハオルシア「ナニの塔」
これ持ってたらみんなに自慢できるよぅ
ほすぃ〜
いただいた竜鱗は、うちの竜鱗(白)や赤いのとも違っていて、なんかすらっとして可愛いのよね。。
昔、竜鱗を育てはじめた時にコワゴワ水遣りしていても膨らまず、これでもか〜と掛けたら元気になったのを思い出しました。
チッソリンサンカリ。
どこに効くのかはこの前の記事でしっかり覚えました。
む〜かし勉強したはずなんだけど、頭に入った記憶無し。。
さて、ナニの塔を鑑賞してくるかのぅ。
塔の方だと速攻でヒットした罠w
あーあ知らないっと…(ふ
ちょっとすらっとしちゃっているのは、親株の脇から出ていたのと、夏の間の徒長もちょっとあるかと…あはあは
がんばって水遣りしてみます!
■oparaさん
ネタにはすっごくなると思うけど、1,500円だします?w
ブログ訪問&回答ありがとうございます。
うちの「十二の巻」は水やって、遮光してやることにしました。
早く緑に戻るといいなぁ〜と思いつつ・・・。
ナニの塔。
1,500円は出せませんねぇ〜。
うちの「十二の巻」なら15個も買えますし(^^ゞ
十二の巻…いやナニの巻は、30-40%くらいの遮光下、適度にいつも空気が流れている場所で、乾きやすい鉢、もしくは土を使いざぶっと水やって一気に乾かし、乾いたらまたちょっとしてからざぶっと水をやる、みたいな感じにすると綺麗でいてくれる確率高いです。わかんないけどw