夏のカランコエ3種
2005-09-13 Tue “多肉植物 > アニマル系”
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多肉植物とかサボテンとかいうと、なんだか得体が知れなくてどれも一緒に見えるもの(昔の私のいめえじ)であったが、要は「○○○という種が環境によって茎や葉っぱに水を蓄え、多肉化したもの」なので、それはぶどうだったり朝顔だったりパイナップルだったり、観葉植物として名をよく知られているものだったりするわけだ。
私は、カランコエというと、こーいうのを連想してましたな。
普通の観葉植物みたいな、華々しいカランコエ。
でもこれも、葉っぱは多肉質だったのね。
カランコエの属するベンケイソウ科は、そのほとんどが多肉植物ってだけある。
でもって、いわゆる多肉植物として愛でるカランコエは、葉っぱや茎をうぶげに覆われた、まことにかわいらしい種。代表的なのが、“兎の耳”を名前に冠するラブリーなこの方たち。ベースは一緒だけど、ちょっとしたバリエーションが愛らしく、下の他にも金だの星だの長毛だのと、多くの品種が存在する。
別に可愛いのが好きなわけでもないのに、この手触りに魅せられていくつか買ってしまった。でも、手があまりかからないので飼いやすいいい子ちゃんたちだ。
月兎耳 Kalanchoe tomentosa
元は半年前に、100円だか198円だか、幼苗の状態で購入。生長時の様子は、サル宅では熊童子と1、2を争うラブリーっぷりである。
おじさん、ドキがムネムネしちゃったよ…である。
日差しを浴びて、水をのんで、どんどん色濃く。梅雨から夏の最初のうちは休んでいたが、後半からもりもりもりっと伸びてきた。
福兎耳 Kalanchoe eriophylla
月兎耳がかわいかったので、もうひとつくらいカランコエが欲しいなと思っていたら、いつも行っている園芸センターに突如大量に並び始めたので購入。確か一律298円。やはり同様の時期に、お団子のように新芽を出し始めた。
このふたつ、2ヶ月前はこんな感じ。
その伸びようもわかるというもの。
黒兎耳 Kalanchoe tomentosa f.nigromarginatas
ということでもうひとつくらいカランコエ…
それももう少し大きい、茎立ちした状態のものが欲しくなって、園芸屋で。
たぶん大きくなってはいるんだけど、もともと大きいのでそれほど成長が認められない。
これはなにかな、おそらく黒兎耳の鉢に落ちていた芽と、どこかのケーヨーデーツ−で救ってきた月兎耳の残りのミックス。後者のほうなんてさ、こんなひどい状態で298円とか札つけて売られてるわけよ。(拡大写真の矢印は、左写真手前の伸びてる芽)
そこに置いてあった植物はほんとうに環境が良くなくて、タスケテクレーって言っていた。きりがないので、このままならおそらくこれが真っ先に捨てられるだろうな、というのを買ってきた。生き返って新芽が出たらラッキーくらいの気持ちで。でも、植物ってたくましい。うんうん。母さんは嬉しい。
ちなみに
うちにいる、挿し芽うさちゃんたちの様子。
茎立ちまでにはかなりの時間を要すようだけど、葉っぱを土に挿した後ってこんな感じで芽が出てくるのである。
左が、挿して(というか土に置いてから)たぶん1ヶ月後くらい。
そして右がそれから2ヶ月後。矢印が、葉の元から出てきた新芽。
カランコエは、
「春と秋によく成長。真夏には元気が無くなる為日陰に置く。」
とあるが、こと私の環境では強健で、真夏には水を切り気味にはしたが完璧な日陰ではなかった。むしろ午前中は直射日光があたるような最前列であった。
まあ、たしかに「今休眠期に入ってるな」とは思ったが、それはフニャフニャになったからではなくて、単に生長点が動いてないから。そして、他の多肉の先陣を切って早々に動き出し、お水ほしーほしーと騒ぎ立てる。予想に反して男性的なイメージ。
ま、本や人の育て方がまま適切じゃあない、ということですな。だからこれを見てカランコエ欲しいと思ったあなたも、男性的な育ち方を期待しちゃいけない。
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