デンティティ足し算
2007-11-01 Thu “多肉植物 > アロエ・アガベ”
comments (15) | trackbacks (1) | 記事のURL
もちろん算数のお勉強の話ではなくて、小型アロエのお話です。
アロエ・ハオルチオイデス。そしてその交配種のアロエ・デンティティ。うちでは「デン子さん」と呼ばれていますがそんなことはどうでもよくて。
デンティティがハオルチオイデスと混同されているケースは、見ているとけっこう多くてですね(その逆はなぜかあまり無い)。前々から記事を書こうと思って写真だけは撮っていたんですが、タイムリーにRODDYさんのところでそのような話題が出まして、今日は「デンティティとハオルチオイデスの見分け方」を私的に書いてみるというわけなんです。
それではデンティティ足し算、いってみよー!
ディスコインシー。
(Aloe descoingsii。ディスコイングシーでも出回ってます)
足すことのー。
ハオルチオイデスー。
(Aloe haworthioides)
ではー。
答えはデンティティー。
(もしくはディスコハオルシー、Aloe haworthioides x Aloe descoingsii)
わかったかなー?
見分け方としては、葉っぱのフォルムが、ハオルチオイデスが株元から直線的なのに対し、デンティティは長三角形に近いというのかな。親のディスコインシーの葉の特徴ですね。長さも、デンティティの方が短いです。
そしてハオルチオイデスの場合、上にツンツンシャキーン!と伸びる感じ。デンティティの方は広がる感じ。なわけでデンティティの子株も、地上に姿を現してすぐに葉を広げ、親株を押し上げようとします。子吹きのたくましすぎるコイツは、親株がいつも宙に浮いています(笑)。
往々にして、ノギはハオルチオイデスよりも少なめ。ノギのないディスコインシーとの交配だから当たり前と言えば当たり前か。もちろん、どちらかの特徴が色濃く出ていて、割とシャキーンと立っているデンティティ…などの振り幅の大きい株もありましょうが、だいたいはこんな感じです。
…そうそう、あと忘れちゃいかんのが、言葉の訛りですね。ハオルチオイデスだと「オイオイ! 水くれデス!」というのでわかります。あとデンティティさんの方も、夜な夜な踊っているのでわかりやすいです。
あー。一人にしないでー。
っつーわけで…以下、小型アロエそろい踏み。
わかりやすいですね。
最初からこの写真だけでいいんじゃねーか、というかね(笑)。
(クリックすると名前が出ますが、左上から時計回りにハオルチオイデス、ディスコインシー、デンティティ、黄花ハオルチオイデス)
そしてアロエと言えばこの時期、花芽ですから…。
左からデンティティ、ハオルチオイデス、黄花のハオルチオイデス、と花芽を延ばし始めました。ディスコインシーはまだ小さすぎるかな?
しかし、「ディスコハオルシー」は名前的にそのままだけど、「デンティティ」って何語よ? どうも欧米人が付けたものではないらしく、スペルすらわかりゃしねー。札を付けた、ホームセンターに下ろしている業者からたどることはできなくもないけど、そこが命名したとは限らないしなあ。
「ディ」スコ「イン」グシーx ハオル「ティ」オイデス…。
うーん、ティが1個足りない。まあいいか。
(面倒くさくなってきたらしい)
今日のオマケ
- 〔多肉植物 > アロエ・アガベ〕カテゴリの過去ログ
- アロエらしいハオルチアとハオルチアらしいアロエとデン子さん (12-06-06)
- サルのベランダより August2010 (10-08-15)
- えぐえぐなアロエが関西から届いたよの巻 (10-06-23)
- 今日の「あ♪」〜だから園芸はやめられない (08-10-24)
- マロちゃん二号&クヌギのクヌルプ(誰 (08-04-20)
- 斑入りキダチアロエ、フマロちゃんズ(ぇ (08-03-24)
- ウェブ屋のベランダ冬便り(2) 生きる観葉 (08-01-19)
- デンティティ足し算 (07-11-01)
コメント
そろい踏み写真で4鉢に増えてたから、もう一回一番上に戻って足し算やり直したわ〜。
オマケのは花芽かしらん?
うちにはオイデスさんしかいないですね
なんでしたっけ?みたいなでしたっけ?
〜に似たでしたっけ?
もうね、アロエは子吹きが怖くてね
あとは翡翠殿と千代田錦かな?
いや、よく考えたらハオもすごいんですよね、子吹き(^^;
一番下はマロちゃんですか?
で、なんでマロちゃんなんでしょー?
デンキをたいせつにねっ!
そういえばこれって東京電力のキャラ?
あらやだすみません(笑)
しかも、Mac落として布団に入ってから、「ああっ! 交配だから足し算じゃなくてかけ算じゃん! ってより、かけてから割る二じゃん!」とか思ったけどもういいやとw
オマケのはついでに出ていたキダチアロエの花芽です^^
■あきさん
そうそう、○○みたいなー? とかいう意味ですよ。
アロエは子吹きがもうバカみたいですよね。小型アロエはまだ、もらってくれる方とかいるんですけど、キダチとか不夜城とかでかいのになるとね…。だからデカアロエはもう打ち止めです。置くスペースもないし。
>で、なんでマロちゃんなんでしょー?
アロエと花芽つながりー?
いやべつにその、なんとなくです。ハイ。
じゃん!
アロエはまだ咲かせたことが無いので楽しみなんですよー♪
翡翠殿すら育てれなかった私ですが、どうやら良い感じに育ってます♪
ここ↑の
Aloe haworthioides var. haworthioides Baker は、デンティティー似の画像が使われてて気になる。
他のサイトではBakerも細身葉の画像なんですけど…
あぁ、ごめんなさい
言葉足らず
キダチアロエがなんでマロちゃんと呼ばれるようになったのか、
が気になりましたー
それとアロエベラはお嫌い?
ベラもプリプリしてかわい〜よ
美味しいし(・ω・)b
こうなったらぜひともハオルチオイデスとディスコは手に入れないとね。気が済みません。
うちは仔吹き大歓迎です、置き場所はまだあるけど、設備に多少お金かかるのがつらいところです。←自慢じゃないですよ(^^)
あら! 速い! もう花芽付いたんですか、すごい!
元気に見守っていただいてるんですね、ありがとうございます。嬉しいなー
花芽をのばしかけたら、気持ちお水に気を遣ってあげてくださいね。
■oparaさん
あら本当だw
デンティティ…っぽいですね…いやでも上からの画像だからなんともいえませんが、デン子さんっぽいですね…
アロエベラですか? アロエベラの方が、食えるからいいんですよね、買うんだったらね…だって知らなかったから…。しかしあれもでかくなるじゃないですか(笑)。一軒家で庭があるんだったらいくらでも置くんですけど(つД`)
■あきさん&oparaさん
なぜキダチアロエがマロちゃんか。
うふふ。内緒です。(えー
いやいや、そのうち書きますよー。たいしたことないですけど。がっかりすると思いますけど。(なら引き延ばすなよw
■RODDYさん
見分け付いて良かったです。
どちらか一方だけ見ていると、意外に分からないものかもしれません。
仔吹きをしてくれるのは嬉しいんですよ。
群生にするのもスキだし。いやでもね、あのね、スペースがね…
なので葉が広がり始めたら食べちゃいます(笑
んなわけで、いつもスッキリしたフォルムでございます。
もうね、切った時の肉から滴るムコ多糖類がたまりません。ネバネバ
横に広がる、というよりはとにかく「大きくなる」ってな感じで。キダチも化粧水とかに使えなくはないんですけど、どうも「もぐ」のが今となってはできなくて(笑)
ご訪問、ありがとうございます。
アロエ・デンティティー、多分同じものですね。
ず〜っと「ハオルチア」と思っていたのに、花が咲けば「アロエ」と判明。
交配種は、難しいです。
でも、教えていただきすっきりした思いです。
みなさんの「ブログ」、いろいろ学んでいるのですが、楽しく面白く、なかなか出来ないです。
カチカチ頭を解せばいいんですけどね。
ありがとうございました。
判明してよかったですね。
私はまっちゃんさんのブログ、好きですよ。
落ち着いた文体に魅力を感じて、このたびリンクもさせていただいた次第です。
自分みたいにうるさくいー加減に書くのだけがブログじゃないですw
今後ともよろしくお願いいたします。
リンクしていただき、ありがとうごじゃります。
私の方にも早速リンク貼らせていただきました。
これで、少しは賑わうでしょうか。
リンク確認しました。光栄ですー。
うちも絶対数が少ないので貢献できるか分かりませんが(笑)
それとも記事で連呼しましょうかw
今後ともよろしくお願いしますね。