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ほとんどはこのブログの中で、皆さんがポチポチしてくれたおかげ。これは植物関係のものを買うしかない、と書籍を三冊ほど注文させていただきました。(その前に無関係のものを購入したが、ポイント使うのを忘れていたのはヒミツだ)
届くか、読み終わるかしたら、なにかしらの形でご報告しますね。
さて、アクセス解析を見ると、春や秋に多くなる「多肉植物 植え替え」というキーワード。アクセスしていただくのはありがたいんですが、ヒットするのがもう4年近く前の記事でありまして、しかも超適当に植え替えしていた初心者の頃w(今も変わらんがね)
今日は多肉植物の…というより、ハオルチアの植え替え実録をお届けしようと思います。なお、やり方については私独自のものなので、これが正解ってなわけではないことはご了承くだSAY!
準備
一回り大きい鉢を準備
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さて、用意いたしますはハオルチア・アトロフスカ王女。…用意はいたしましたが、後に出てくるのは違うハオでもまぁ許せ。
そして従来の鉢より一回りぶん大きい鉢を用意します。根っこがのびのびするだろう、などと株に対してあまり大きいものに替えてしまうと、水遣りしてもそれだけ根っこが水を吸えないのでなかなか鉢の中が乾かず根腐れ、アヒャ! 鉢の中が乾かない=酸素が鉢の中に入ってこない、根っこが生長できにくい、ムギュ! とかなっちゃうので。
その他の準備としては、書くまでもないですが、下に敷く新聞紙(片付けがラク)・土や肥料・その他園芸用具、そして適度な天気、なにより植え替えする気力などが挙げられましょう。
植え替えのタイミング
こんな風に鉢ギリギリ、もしくは鉢から葉っぱがはみ出している場合とか、株元がちょっと腐っちゃったとか枯れが多いとか、子株が多すぎて親株が倒れそうだとか、オマエうちに来てから一回も植え替えしてねーなー…とかでしょうか。
ブログをいつも読んでいただいている方はご存じの通り、よく私は忙しいなどとほざいて春・秋の植え替えシーズンを逃すことが多く、一般的には変な時期にやることも多々あります。なわけで、こうこう、こうだから春秋に植え替えしたほうがいいのである! とは申せませぬ。
が、ひとつだけ言えることは、植え替えっつぅのは人間の引っ越しくらい一大事ってことです。自分は夏型・冬型とか休眠とかいうものをあまり意識していないのですが、「今全然動いてないな」というヤツをいきなり引っぺがして裸にしていじくり回して引っ越しさせる、これは植物にとっては拷問に等しい仕打ちと言えましょう。ああ殺生な。
従って、そうならない、極力ヤツらにストレスのかからない時期が、気温の安定している春だったり秋だったり(もちろん、これから生長期だとかそういう意味もありますが)。観察していると、「おいオマエ、今なら引っ越ししてやってもいいぜ。っていうかやれよコノヤロ」というヤツらの声が聞こえてくるでありましょう。いじょ。
ぶっこ抜きます。
ふがふがふがふがふが としている最中
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少し湿りが残っていたり、根回りが良すぎてなかなか出せないこともあるけど、プラ鉢なら少し下を向け、両手で鉢の側面をフカフカ押しながら空気を入れていくと簡単に。
ゆるくなってきたら株を手で抑えるとかしてくださいよ。そのまま頭からダイブして土まみれになっちゃうんでよろしく。ヤワい葉っぱじゃなければ別になんの支障もないんですが。
根っこや株元の整理
ぶっこ抜いたら根っこを、そして株元をよーく観察します。こんな風にスカスカの根っこや、手で微妙に引っ張ってポロッと取れる根っこはどんどん取っちゃいます。
ちょっと元気が無くて、根っこを整理して刺激を与えたい場合は、そうですね。元気なあたりまで残して一気にハサミでジョッキンします。数センチ、いや数ミリ、むしろまったく根っこがなくなっても、ちゃんと生えてくるのが多肉植物なのよね。
ピンセットで根っこを取り除く
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指が入らない部分は100均のピンセットやツマヨージで優しく優しく。
こんな風に、真っ白いヒゲ根が出ているのを確認して、よーしお前は元気だ元気だと独り言を言うのをワスレズに。
枯れた葉っぱ、腐った葉っぱを除去
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株元の枯れた葉っぱ、腐った葉っぱもこの段階で除去。徒長してびろびろになった外側の葉っぱは、葉挿し用にしてもよいっすな。
むしりきれずに残っちゃった残骸は、クサレの原因にならぬよう、同様にピンセットで除去。
竹酢液をシュワシュワ
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自分はここまで終わったら、竹酢液をシュワシュワとまんべんなくぶっかけます。根っこと言わず株全体、葉っぱの隅々まで。根っこを消毒殺菌する方もいらっしゃるでしょうね。
かくしてサッパリ。
私が、偏執狂まがいに時間をかけるのがこの根っこの処理です(って特記せずとも大体そうなるだろう)。
健全な根っこだからこそ、健全な葉っぱが育つんだよー!
植え付け
この植え替えで使っている土は、硬質焼赤玉土、硬質鹿沼土、榛名石(軽石)、くん炭、腐葉土。若干酸性寄りになるかな? くらいの配合です。目分量ですが、写真で見るような色合いくらいの配合でw
黒プラ鉢の底にネット、もしくは穴より大きいくらいの石を敷き詰め、ちょっとだけ土を入れます。固形肥料を入れたい人は、ここで数粒。根っこが直接触れないよう、指でモシャシャって混ぜときます。
その後、株を中に配置。手で鉢の真ん中になるよう抑えながら、周りから土を入れていきます。固い地面の上でトントンと軽く鉢をこづきながら入れると、土が根っこの周りも埋めてくれてナイス。(割り箸などで鉢に沿ってきゅっきゅと詰めていく手もありますが、小さい鉢だと入らないのね)
ちなみにこの写真だけアトロフスカ。上と下はコレクタです。今さらいいか。
土の入れ加減はこんな感じ。よく観葉植物は、ウォータースペースを鉢から数センチ取るように書いてありますが、すこぶる水はけの良いこんな土なら関係なし。
…というより鉢と土がツライチかどうかが問題なのではなく、葉っぱ全体がちょうど埋まるくらいの深さということかな。蒸れを防ぐために、表面から1センチ弱くらいを富士砂でお化粧することもあります。(最近は面倒臭くてやらないけど)
ポイントは、始めに土を入れすぎると思いっきり座高が高くなって根っこが隠れなくて、目測謝ったぁやり直しだわ〜…ってなことがサルサはけっこうあるぞ! ってことかな。
植え替えした後は、1日かそこら、ちょっとだけ明るくないところに置いておきます。徒長を始めないくらいの時間、なんとなく落ち着くまで。
ああ、そうそう。
ハオルチアなどアロエ科は植え替え後にすぐ水をやると書いてありますが、竹酢液でビチョビチョにしているのもあり、自分はすぐにはやらないことが多いですね。(大きいアロエはやっちゃいますけど)
土を日光消毒(写真は夜だが)
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さて、最後にもう一仕事。
自分は硬質の焼赤玉とか石とかを使っているので、使い回しが効きます。
バコっとぶちまけた土はこうして広げて、残った根っことかゴミとかを入念に入念に取り除き…それはもう無我の境地に達するくらいの無意識で取り除き…。終わったと思っても、ふと大きいゴミ根っこを見つけて内心アヒャ! とか思ってたり…。
そんなこんなして終わったこれを数日間、日照下に晒して日光消毒。最近ちょっと雨天ですけども。その後、苦土石灰を少量混ぜ混ぜしてなじませ、次回の植え替えの土として使います。
参考になるのかどうか分かりませんが、自分の自己流植え替えはこんな感じです。これがほかの多肉植物だと何が違うかというと…それこそすぐには水をやらないとか、もうちょっと赤玉の割合が多いとか、セダム・グラプト以外は肥料を入れてあげるかもとか。基本的にはあまり変わらないかもな。
春の植え替えをだいぶサボったので、いろいろやらなくちゃいけないんだよね…。観葉もあるし、まぁボチボチがんばりましょ。
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コメント
分かりやすくて面白い(^m^ )クスッ
「ベランダで昼食を&調理を」を何回も覗いていたクチです。
ブレンドにも興味があります。
竹酢液…初めて知りました。
こういう記事、本当に勉強になります。
丁寧な植え替えですねぇ。。。
(そう思うなら見習え、自分・・・)
私は、根の整理が下手というか、怖くて出来なくて、失敗するんですよ。
弱った根を残してしまって、結局ネグサレさせてしまうんです。
ここまで、写真ではっきりと見せていただくと勇気が出ますね。
次回の時はきっと!!!
スンゴク、勉強になりました。
それにしても立派な大根じゃなくて根っこだ・・・
家の春の植え替え分のはしょぼかったからなぁ。
秋の植え替え分に期待しよう。
几帳面な一面を見ましたw
イメージでは手で毟っているサルサさんが想像できますね。(何となく。)
所で植え替えのときにしっかりした根を見るとニンマリしちゃいません?
植え替えしてからなかなか根付かないことがよくあったのですよ。そのせいか、ハオ管理は苦手です。
そのような立派な太い根は、うちではお目にかかったことがないですもの・・・
「ハオは根を切らない」という本の解説のよってあまり手を出せなかったけど、次回は少し勇気を出してみます。
そして、やはり愛情ですね。
お褒めにあずかり光栄です。
あのヘタレアホアホ記事ですか? 美味そうだったでしょう(笑)
土・石関係についてはそのときどきで好みもブレンドも変わっていっているんですが、基本的にはこんな感じです。
■bisuiさん
植え替え頻度が少ないんで、やるときはちゃんとやってやらないと、ってw
細かい作業は嫌いなんですが、いったん没頭しちゃうとだめなタイプなんですよねえ。それに、根っこはいじっていて楽しいし。普段見られないところですから。
こいつは大根だったですけど、もちろん大根根じゃないものもありますよ。
■ちゃかさん
いやいや(笑)
大まかには手で毟るんですけど、どうしても取り切れないところはありますし。ブシッ!とぶっこ抜くので綺麗に取れないというのもあるw
>所で植え替えのときにしっかりした根を見るとニンマリしちゃいません?
当たり前でしょ、私ほどの根っこフェチはいませんよ (*´∀`* )
■kameさん@Loveです
ええ、できれば私の植え替えは参考にしないで結構です(笑)
だいたいなんとなくこういう感じ? で来ちゃっているので、もしかしたら大事な行程を抜かしているかもしれません。ぜひとも検索で探ってみることをおすすめしますね、あたしゃあ (゚∀゚)
ハオは根を切らない、と書いてある本があるのですか?
ありゃ、それは大変だ。私はセオリーに反した植え替えをしているのだわw
そろそろ植替えシーズンだろうか、などと思っていたところに、なんと懇切丁寧な実録を発見!
竹酢液、参考になりました。
今秋の植替えには、手元にある木酢液を使用してみようかと思っとります。
ヨソ様の土のブレンドも参考になりますね。
硬質赤玉、気になってたんですよ。
今年は試してみようかな。
むしろ参考にして欲しくないワケでw
竹酢液の効能は、相変わらずよく分かってないです。
しかし腐ったりもなんもないので、まあ悪くはないんじゃないかと自己流でやっておりますよ。
硬質赤玉は、普通の赤玉と性質も(アルカリ性)乾き具合も違うんですね。もともと、ランとか山野草やる方が使ったりする土なんで。ただ、自分の環境にあった自分なりのブレンドに使うのなら、問題ないと思います。
×硬質赤玉
○硬質焼赤玉
です。
ちょうど良いタイミングで植替えの記事見れて良かったです。
lanciaさんからの多肉便がが届きましたので、早速植えようと思います。
根のついてるもの、挿し穂のものとありますが、土はシャコバサボテン用の土にあか玉土を混ぜようと思いますが。(この地域ではこれぐらいしかないので)
どんなでしょうか?
多肉初心者マークのazamiです。
シャコバサボテンの植替えの件は時期をみてみます。ありがとうございました。
>土はシャコバサボテン用の土にあか玉土を混ぜようと思います
はぁ、よいんじゃないでしょうか(笑
もしazamiさんのところが非常に通風が良く、太陽も当たり、さらに高層階などで乾きやすい場所であるとか、もしくは通風は普通だけど素焼き鉢などの乾きやすい鉢を使うとかいう場合は、赤玉の割合を多くするなどしてくださいね。
温室なんかに置かれる場合は、とても保水がもたないししょっちゅうお水やるようですw
この逆の場合は、以下略です。
環境によって土のブレンドはいくらでも変わりうるんですよねぇー。
私の持っているハオをそろそろ植え替えしなくて
はいけないのでとても参考になりました。
ありがとうございました。
大変参考になりました。有り難うございます。
多肉栽培はまだ一年生ですので毎日観察するのが楽しみなんですが、どんな植物でも根が大事なのは同じなんですね。
ふと思ったのですが、ハンドルの由来って「Red ginger」なのですか〜?
土のブレンドや鉢については環境で違うとは思いますが、根っこをじっくり観察してあげるのは同じだと思います。状態をよく見てあげてくださいね。(しかし手早くねw
■saeさん
恐縮です。
根っこの状態は、如実に植物の状態を表してますからねー。
上が元気に見えても、根っこがウヒャってなっていると、そのうち地上部も寂しいことになってきますものね。うんうん、なんでも一緒です。同じ植物ですから。
はい、仰る通りで名前はRed gingerに由来しております。
わたくし、実は熱帯植物を育ててましてブロ
グもやっているんです(苦笑)
今はまだ(?)羞恥心があり名前など明かせ
ないんですけどそのうちに。。
お好きなんですね。
ブログは別に、持っていても入力されない方も多いですし、ましてやシャイな方なら、なおさらw
時期が来たらそのうち (゚∀゚)
いたって普通だと思うけど…
根っこは乾かしません。はい。