屋久島梅鉢草の可愛さを思い知rensis
2010-10-25 Mon “観葉・その他 > 山野草など”
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どうもこんにちは。変態です。
第71回秋の安行植木まつり&改良園&花木園のとき、川口で買ってきた梅鉢草が咲きそろってきましたのでお披露目いたしますのよ。
多肉に変態萌えーとか言ってるおまえら!
しかと見やがれ!(はい見ます
屋久島梅鉢草 ヤクシマウメバチソウ
Parnassia palustris var. yakusimensis
Syn. Parnassia palustris var. multiseta forma palustris
屋久島産! ヤクシメンシス!
固有産地名の入っている学名はドッキドキしちゃいますな諸君!
…え、ほにゃららensisに萌えるのはおれだけ?
またまたー。じゃあもっとグローバルに。
スギCryptomeria japonicaは?
カンサイタンポポTaraxacum japonicumは?
ヤマブキKerria japonica!
ジャポニカ学習帳 japonica gakusyucho!
なんだい植物じゃピンと来ないのかい。それならこうだ。誰しも一度は、トキの学名Nipponia nipponに「おおかっこええ…」と思ったりしたことがあるだろ? ニッポン属ニッポンだぜ。
と軽くジャブを打ったところでウメバチソウです。
屋久島梅鉢草とは - 植物図鑑 Weblio辞書によりやすと、
わが国の各地に分布する「ウメバチソウ」の1品種で、鹿児島県の屋久島の固有種です。宮之浦岳の中腹、花之江河(はなのえご)などの高層湿原に生えています。8月から10月ごろ、白色に緑色の筋のある花を咲かせます。
とのことれす。他のウメバチソウとは違って、花弁が分かれてとんがっているのが特徴なのね。
いやー、それにしても見てください。この葉っぱのかわゆいハート型を。こういうのが、山にちょいちょい、ちょいちょいと生えてるんだねえ。屋久島からはるばる申し訳ないけど、元気で過ごしてください。
LoveLoveラブ!らぶらぶ! ハートカズラなんか目じゃないぜ。といってどうしよう、こいつがラブラブプラムハートなんつぅ名前でインテリアショップとかで売られちゃったら。
後から後からつぼみが出てきて、あらラブリー。場所を取らないし、苔玉や豆盆栽にして楽しむ方もいらっしゃるみたいですね。
あれ、ちょっと焦げちゃったかな。遮光しておいたんだけど。
- 屋久島梅鉢草とは - 植物図鑑 Weblio辞書
- ヤクシマウメバチソウ(屋久島梅鉢草)
- ウメバチソウ,梅鉢草,Parnassia palustris,ユキノシタ科ウメバチソウ属…こちらには、ウメバチソウは薬効のある植物として書かれてますね。
“名の由来は、ウメバチソウの花を、菅原道真の亡骸が祭られている大宰府の天満宮の神紋「梅鉢紋」に見立て”
たのだとか。 - ウメバチソウ属の植物 Parnassia
またしても脱線しまして。
関係ないけどウメの学名Prunus mumeも好き。シーボルトとお滝さんがらみのHydrangea otaksaとかね。
そのあたりのお話に興味のある方は、古い本になりますが植物学のおもしろさ(Amazon)とか読んでもらえると書いてあった気が。…あら、検索してみたらもっと濃いのがWebにあったわ。以下、興味のある方はぜひ。ただし、長いし複雑です(笑)。
- 「アジサイの話・1」 ── 「あじさい」 のアクセントは ○●●● か ○●○○ か?|げたにれの “日日是言語学”
- 「アジサイの話・2」 ── 「あじさい」 には、6度、名前がつけられた。|げたにれの “日日是言語学”
- 「アジサイの話・3」 ── シーボルトは、なぜ、「お滝さん」 を otaksa と書いたのか 1|げたにれの “日日是言語学”
もうひとつ、記事文頭のアンチョコとして、1601「日本語に因む学名を持つ植物」「GLNからこんにちは」 を参考にしました。だはは。
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コメント
Heucheraさんたちもそのうち「ツボサンゴ」と呼ぶ様になるんでしょうw
ぜひともいっぱい繁殖させて、「ラブラブプラムハート」の名で売り出して下さい♪
今から商標登録しといた方がよろしいかもw
ところで、Parnassia。
調べてみたら旧来的にはユキノシタ科。APG?ではニシキギ科Celastraceae。
そのちょっと前はウメバチソウ科Parnassiaceaeと、何だかややこしい事になってますなあ。。。
日本て古い分類に固執する傾向があるので、このウメバチソウなんかは、きっとそのうち、
エングラー信者と、ようやくAPG?に慣れた人と、最新の研究成果を反映する人とで、色んな分類が乱立する事になるんでしょうねw
山野草は冬に地上部が枯れるので、虫食いとか栽培の失敗をリセットできる点が好きです。
でも、かわいいお花が特定の時期しかみれないのがちょっとマイナス。
水の切れ目が命の切れ目なので水管理に気を使います。
ハオは、水遣りは山野草よりは楽な気がします。
そんで、葉を一年中鑑賞できるけど、
虫食いやら葉焼けとか、失敗をすると、
ずっとそれを見続けてなきゃならないところがちょっと切ない。。。
屋久島なんとかは、
みんな小ぶりでカワイイですよね。
でも、高山植物っぽいのが多くて、
うちで生き残ってるのは屋久島ススキだけです(T_T)
あーねー、ヒューケラはどちらかというと「つぼさんご」という認識でいました。私が買う前に、母がツボサンゴを買っていたので。ひゅうけらなどというオサレな生きものだとはつゆ知らずですよ、ええ。
その分類の話、後から分類表を買って眺めていたときにたまたま見てました。一消費者、一栽培者…というか愛好家としては、一体どの認識でいたらいいかちょっと分からなくなりますねー…
■ハティなべさん
忘れた頃にムクっと起き出すのがよいですよね。
ただその逆で、地上部が死に絶えるのはすごく心臓に悪い(笑)
わからないと、普通に終わったんだと思いますものね…というか、管理の仕方が悪いと本当に鉢の中に何もなくなって終わる…orz
ハオは、というか多肉は本当に楽です。
わかりやすいもの。
ただその、楽と言えるまでには、「わかんなーい!」という試行錯誤や経験が蓄積されて幾年月なのですけども(笑)
屋久島産の植物は丈夫なのでしょうか。
遠く南方に思いをはせるのでございました…