イグサに非ず、シマフトイ
2006-06-06 Tue “観葉・その他 > 水生植物”
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それは、前述の改良園さんにて。
母親が覗いていたので、私も何の気なしに回りをふらついていたところ、「あら」と出会ってしまった植物。これまた、バラにも多肉にも全く見事に関係の無い植物。いいじゃないか、欲しくなっちゃったんだもん。っていうか欲しかったんだもん。
適当な鉢が無かったのでしばらく購入時のプラ鉢におりましたがこのたび、無事パンジーの鉢を乗っ取って鉢上げが完了いたした次第です。
パンジーはどうしたか?…それはもう、壮絶な最期を遂げました。ずっと楽しませてくれてありがとう。
シマフトイ
Schoenoplectus lacustris ssp.tabernaemontani ’Zebrinus'
サル宅、3つめの水生植物。
名前が「イ」なので混同しやすいんですが、イグサ科ではなくカヤツリグサ科の植物です(ラセンイはイグサ科)。驚くべきことに、このながーいアサツキのような茎に見えるもの、これは茎ではなくて花茎なんですね。カヤツリグサ科の他の植物には、紙の起源の話で知られる「パピルス」なんかがあります。(モロ調べたまんまだけど)
触った感じや見ばはあさつきや小ネギにそっくりですが、これまた科が違うし、あちらさんは「葉」なんだそうです。…なんだか難しくなってきたのでこれはこれでヨシとして、ま、面白いからいいじゃないかと。
面白いですよねえ。
これは縞が横ですが、「タテシマフトイ」というのもあるそうです。自然て不思議だ。
土:水場に生える植物なので、ラセンイやトクサ同様、鉢を常に湿らせておきます。土も今回は、かなーり重くしましたよ。培養土+赤玉土+ピートモス+黒土という水はけのわるーい感じで、水をやった後の状態は、まんま水辺のあの土のよう。泥のようなものを想像してもらえればいいでしょうかね。
植え方:ジャストサイズの鉢に株を詰めるのではなく、深さはなくてもよいので、少し広めの鉢にスカスカっと植えてあげると良いようですよ。外側からぴょこぴょこと新茎が顔を出します。
肥料:あまり必要としない…わけではないんですが、そこまで過敏にならなくてもよい種です。気が付いたときに、固形肥料を土に押し込んでおくような感じで。花を咲かせる品種についてはそれ相応の肥料があるようですが、このシマフトイについては植え込み時に肥料はあげていません。
注意するのは夏場。
水を鉢皿に溜めておくので、ボウフラなどを発生させて、隣近所に迷惑かけないようにいたしましょうね。
水生植物、うちにあるのはその中でもラセンイ・ヒメトクサなど「湿性植物」と呼ばれる区分ですが、やはり涼しげなところがいいですね。あ、ヒメトクサはちょうどシマフトイの左後ろに写っています。モサっとしすぎて、もう「姫」じゃないです。こいつも植え替えてあげないとな。
これら、日本に生息する種が多いので、冬に強いのもステキ。和の雰囲気が作れて、とにかく見ていて落ち着くところもいいかなあ。ハスとか睡蓮とか浮いている系は今のところやりませんが…いや、やったら確実にサカナが飼いたくなるし…
ってもう、自分が何の人だかわからなくなってきました。あっはっは。(自称、葦サボの人なんですが…)
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コメント
HN変更のお知らせに参上しました。
これからはプリンをよろしくお願いします。
新しい種類に挑戦ですね、それは欲しくなったらしょうがないですよね。
夏に向けて涼しそうですよね。
わざわざ来て頂きすみません。
私も実は初め、「こ」が漢字かひらがなか迷いました(笑)
水生植物は、冬になってもベランダが寂しくならないためにも便利なんです。(そんな理由だけかっ?w)
旺盛に伸びてくれますし、すごーく力を入れて集めるとかではないんですが、なんか好きなんですよねえ。
地味ですけど…