『ボタニカル・ライフ』 |
2005-07-12 Tue
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植物図鑑的には当然草木の種類によって土のあれこれや石灰の配分などがあるのだが、(中略)我が家にその余裕はない。出来たら即使用。つまり、風呂から出た途端に就寝を要求される子供みたいなものだ。それで風邪をひくようなガキなら要らん。
(1997・3・24 消え去るもの)
こんな調子で、氏のボタニカル・ライフは綴られる。
春になって、幹のあちこちから出没するミドリに驚嘆するせいこう氏。
引っ越しで、植物の住みやすさを第一に考えて悩むせいこう氏。
サボテンの植え替えで、軍手越しに突き刺されてイライラするせいこう氏。
氏の植物ラインナップは花が咲くもの中心なので、自分のベランダとはだいぶ華やかさが違うはずだが、それを差し引いても共感できる話ばかり。それが、「植物ってすばらしーねー、園芸とはこうで、こうで、こういうものだねー」とはならず、あくまでも氏の特徴である淡々とヌけた、ブラックな口調で綴られるのである。
愛ですぎるわけでもない、気を遣いすぎるわけでもない。
咲かば咲け。環境がひどければお前が慣れろ。
緊迫した駆け引きの中で言葉とは裏腹に、無くてはならない存在になっている、それが植物。ベランダーの生きる道。
ネットで調べてみると、「ベランダー」を自称されている方はすでにかなりいらっしゃる。そこで不肖サルサ、僭越ながら今日この場で、「ベランダー」を名乗ることを宣言するものである。わーい。
最後に。
「だが、俺はもう知っている。
それが植物を愛するということなのだ。
そして、やつらが返してくれるものといえば、新しい葉ひとつ。
つまり、体が震えるほどの悦び。」
※本文の引用については、以下に準拠しました。
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