竜鱗の生長点障害(2) 燃えよドラゴン

2007-10-18 Thu
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竜鱗だけが欠乏症(らしきもの)の餌食になったというのは、これ固有の、なりやすい症状と考えてもいいのかも。いつも普通に施肥していたり、今まで特になんの支障もなかったという人は、考えなくていいと思うんだけどね。たまたま私は全くしていなくて、こういう症状が出たので、調べるきっかけになりました。もちろん昔に竜鱗を溶かしたときは虫だったので、それも考えなくはなかったけど。

今回の件で、植物を健全に生長させる「土壌づくり」は、さまざまな要素が絡むことがあらためてわかりました。その株の性格を知っていても、肥料のことだけかじっても、土やPH値のことだけわかっていてもだめなんですよね。

例えば前の記事で書いた苦土の話ですが、苦土石灰はマグネシウムを強化したアルカリ性のもので、同時にリンの吸収を助けてくれる働きをしてくれるものだとか。赤玉土や鹿沼土はリンを閉じこめてしまうので、それ主体ならリンは多めに施肥する方がよくてだとか、つながりまくってるんです、いろいろなことが。一つの現象に一つの要因ってことがあり得ない。それに調べるまで、ホウ素欠乏なんて現象、まったく知らなかったですもの。

すべての、植物を構成する、植物に必要な要素というのは、摂取しても摂取しすぎなくても障害の元となるわけ。植物自体の好みや状態をはかりつつ、バランスよく与えていくのがいいんですね。

それにしても、今回ただ一つ難を逃れた、白肌が魅力のあの竜鱗も、親株はすっごくいじめられてガリガリなのよねぇ…。中途半端に焼けちゃってちょっと汚いし。はやくムチムチパンパンダクダクスルリスルリとした美肌ドラゴンに戻してあげたいものです。そしてまたいっぱい子供を産んでくれー。頼むぞー。

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