「多肉は手入れが要らない」にコーギする

2008-09-08 Mon
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最近、とみに目に付くこんなブログ記事。

「多肉は水が要らないので買いました」
「多肉が手入れしなくていいというので以下略」
「多肉は置いておくだけで以下略」「育てるのがラクで以下略」

なぜこれほどまでにはびこるのか、こういうイメージ。

結果、ダメにしてしまって「手入れの要らない多肉すら育てられないんだから、自分には植物飼うのは向いていないんだ」などとヌカしやがる、ってコリャ失礼。

「多肉植物」に対するイメージってあると思うんですよ。
多肉は水が要らない(もしくはすこーしだけでいい)、多肉は室内でもOK、多肉は世話せずともずっとその姿を保ってくれる楽な植物である。心当たりがある方もいませんか? …少なくとも、私はそんなイメージでしたよ。いや、それすらなかったかもしれないな。

でも、今多肉植物を育てている方の中で、「多肉は世話の要らない楽な植物だ、誰でも失敗なく育てられるからどんどんオススメしたい…」そんな風に考えられる方はいますか? 否、飼えば飼うほどその深遠さに翻弄されている方のほうが多いんじゃないでしょうか。

知らないことは罪ではないです。
だから、冒頭のように書いているブログユーザーさんを攻撃する意図は毛頭、まったく、全然ないんです。もちろん、多肉植物について調べてみるといったアクションはあっていいと思いますけど、私だってもし興味のない人間だったら、そこまでするかどうか。

第一の戦犯

普通さ、お店で買ったら、お店の人の言うことを聞きますよね。
そこで「水はほとんど要らないからラクなんですよー」って言われたら、それ信じますもの。お店の人は、売っているものについてはプロフェッショナルだっていう意識がありますから。

そして、当の売られている多肉が、穴のないガラス鉢にカラーサンドで可愛くディスプレイされていたら…そりゃ、可愛い物好きの女性なら「部屋に飾ってもいいかも」と思ったって無理はない。本当は外で日光を浴びて、いかつく育てると超格好良くなる植物だ…なんてわからないって。

綺麗にディスプレイして売る自体は別に構わないので、購入者に対して、訊かれればちゃんとその植物にあった飼い方を教えられる、くらいは当然だと思うんですよ。それこそ、ちょっとネットを探れば、いくらでも多肉ブログさんで正しい飼い方を見つけられることですし…。

頼むから、「これなんて言う名前ですか?」「うーん…多肉植物です」は無しにして欲しいんです。別に、学名までキッチリと札に書いておけなんて要求しませんから。

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