
※写真は本文に関係ありません(ナニソレ)
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前の記事のコメント欄にて、キャットママさんは呟きました。
「ハオの葉の凹みは乾燥なんですか?私よく失敗するんです」
ウェブ屋もよく失敗するんです(´・ω・`)
前の冬にはアトロフスカをガリガリに細らせたし、雪の華だって一年を通じてふっくらしているほうが少ないんじゃねーか、といった具合。さー、一緒に考えよー。
葉がへこむ原因
実は、夜のうちにチューチュー星人がやってきて、細いストローを葉っぱに突き刺し「チュー、チュー」と吸いつくしていくからではなく、端的に言えば水分だと思うんですよね。これは鉢の中の水分でもあり、空気中の水分という意味でもあるんだけど。
基本的に、多肉質な葉っぱには水と夢が詰まって…いや水が詰まっていますよね。その水が葉に行き渡るのは、基本的には根っこが土壌から水を吸い上げるという役割を果たしているから。
さらに、根っこが土壌から水を吸収するには、その根っこがまず十分に水を吸える健康的な状態でなければいけない。根腐れするとこれがうまくいかない。
また、根っこは健康的でも、水遣りが極端に少ないとか、排水性や乾き具合のみを優先して保水性が悪い土だとか(石メインだとなりやすいよね)いうことも考えられますよね。
あとは単に冬で、断水している方の場合は、寒いし、もうマジやる気ねー…と、生長を止めて気絶しているか。
どうしたら健康的な根っこになるのか
(あ、期待しないでくださいね、なにかに基づいた知識を披露しているのとは違うんで、間違っていることも多いと思う)
もちろん、三大栄養素であるカリ分は、根っこの生長に一役買うとは書いてあります。では肥料をあげればいいかというとそれは短絡的。特になんらかの症状が出ているときに施肥することは、その植物のバランスを壊してしまうかもしれない。
逆に、三大栄養素・中量・微量要素を含めたなんらかの成分が多すぎて、あるいは少なすぎて生長点障害を起こす場合なんかもありますが、ケースとしてはそこまで多くないと思う。それならまだ虫害のほうが多いかな。
まあ、そんな複雑なことを考えるより、まずは育て方ですよね。
乾いたら水をやるというより、少し枯渇状態にすることが逆に、根っこが太るのに重要だったりとか。もちろんお水をあげるのは大切だけど、根っこが育つには酸素も必要だから、いつも根っこが濡れている状態ではよくなくて、鉢の中の通気もよくなければいけない。
しかるに、植わっているのはどういう土なのか、乾きやすい配合なのか、乾きにくいのか。もし黒プラ鉢だと乾き具合が把握しにくいのなら、素焼き鉢や朱温鉢を使ってみるとか。通風は十分か、日の当たり具合はどうかとか。それ以外にもあるかもしれないし、一概には言えない話になってくるんですよね。
「何がどうしたからこうなった」という現象の解明って、いろいろな要因が複雑に絡み合っていて、私もほとんど把握できてないんだけれど、できることは限られているから、その中でいろいろ工夫していくしかないよね。
だからこそ、植え替えの時に根っこを観察することは大事なんだよね。私は特に根っこフェチなんで、ガン見してますよ。
空気中の水分
ハオルチアの業者さんの育て方もいろいろだと思うんだけれど、割と共通しているのは温度もさることながら、温室の湿度が高めに保たれていること(幅はあります)。といっても、例えば梅雨の時期に湿度や鉢が乾かなくて根腐れするように、あまり高すぎても逆効果なんですよね。
特に私のようなベランダでは、通風はバッチリだけど湿度が保ちにくい。だから私は割と、湿度の低い冬の間は特に、シリンジをすることが多いです。葉の表面から水分を吸収させると言うことではなく、そのスペースの湿度を上げてやるというのが目的です。とはいえ、水遣りのかわりやお掃除、ワタムシ防止みたいな意味もあって、本体にシュパシュパかけちゃうけど。
補足ですが、自分は冬でもハオルチアに水遣りはします。
水遣りの頻度は間隔が空きますけど、水を切ったことはありません。なんていうかな、今まで普通に育てられていたものが、生長期じゃないからとか夏型とか冬型とか情報を気にしだした途端にあれー? みたいなことになったりもしたので、あまりそこらへん、左右されすぎないようにしています。
…あ、だから、この記事はアテにしないでくださいね(笑)。
と、いうわけでキャットママさん、答えは出ません!w
ただ、これかな、あれかな、ということは提示できたと思います。うん、うまい逃げ方だ。もしここらへん、詳しくご存じの方いらっしゃったら、補講をお願いしたい。
私もまだまだ模索中なんで、とりあえずは今いるヤツらを維持することを目的に、この冬も頑張って参りたい(むしろ植物が頑張るのだが)と思う所存でございます。