意外に可憐なコクリュウの…
2008-06-10 Tue “観葉・その他”
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今さらですが、6月です。
ベランダへの太陽の照射角がかなりキツくなってきて、ハオ棚の日照時間が4時間取れなくなってきました。それだけに植物たちの好光的行動も顕著になってきて、いくつか見事に首を傾けちゃったのよーん。
太陽が必ずしも上から当たるとは限らない環境で育てている皆さん、くれぐれも鉢回しハ、ワースレーズニー。
さて。
ジャノヒゲ、別名リュウノヒゲ。
公園や軒下などで見かけるヒュンヒュンとした葉っぱが特徴の植物。そのお仲間で、よく寄せ植え材料として使われる園芸品種がコクリュウです。
Ophiopogon planiscapus
学名は「オオバジャノヒゲ」のものです。Ophiopogon、イコールそのまま「ジャノヒゲ属」。これ第一のポイント。
当初はそれこそヒューケラの脇役に、と購入したこれ。見ているうちに漆黒の葉色がとてもかっこよく思えてきてしまったので、鉢を一つ与えることにしたのです。
2、3週間前くらいでしょうか。花芽を付けているのを発見しました。へえ、こういう時期にお花咲くんだね。ちょっと紫がかった感じ。咲くのが楽しみ。
二本の花芽があがりました。つぼみを増やしながら伸びていきます。色がだんだん冴えてきました。かわいいね。
そして、数日前。
姿に似合わず可憐なお花が。Loveだよ、Love。
コクリュウの花は下から咲いていきます。
紫色の筋と白い花弁のコントラストが綺麗だなー。どうやってもピントが合わないのが気に入らないけど。そしてこの、下から咲くというのが第二のポイントです。
これを撮っているとき、どこからか良い香りがしてくるのに気がつきました。うちのベランダ、地味にいくつか花が咲いているのでそのどれかかなあ? それにしてはやけに近い気がする。
もしかしてこいつ?
写真、またしてもピントが合っていなくて申し訳ないのですが、「良い香り」はこの花が発していたものだったんです。うわー。もう、お花って感じのよい香り。意外性がぐっと来ます。くんくんくんくんくんくん。
くんくんと嗅ぎつつ…
この香りはどこかで嗅いだことがあるぞ。なにかに似てる。
百合? まさかなあ。こいつがユリ科なわけが無いし…
ご存じの方はご存じのことなのでしょうが、私は驚きました。
このジャノヒゲ属って、ユリ科だったんです。「下から咲くというのが第二のポイント」と書きましたが、ハオルチアをやる方ならよく目にしていますよね。花が下から咲いていく様子。
確か、植物の分類って花の構造で分けたりするんじゃなかったかな。そうか、ユリ科か。ユリ科ねワッハッハ、と一人納得した日曜日の午後、ベランダで怪しくうずくまり、いつまでもクフンクフンしているサルサだったのでした。
どっとはらい。
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