ブログ終了と新ブログのお知らせ

当ブログは2012年10月20日をもって更新を終了しました。新しいサイトは以下となります。

緑町のウェブ屋+ http://plant.salchu.net/

こちらは跡地、アーカイブとして残しておきますが、コメントやトラックバックはできません。新しいブログの方にもどうぞお立ち寄りください。よろしくお願いいたします。

緑町のウェブ屋 拝

ベランダで学ぶ自然淘汰

サルのベランダの葉の色、弱者必衰のことわりをあらはす
おごれる植物は久しく、ただ夏の夜のゆめのごとし

こんばんは。いつものようにアカデミックに、ベランダーサルサです。昼間は残暑、これこそ残暑なんざんしょ? という大変な暑さとなっておりますが、その暑さが夜まで続かないのがやっぱり9月なのよね。

自然淘汰で弱者必衰、ったってうちは植物同士が喰らい喰われあって生きているサバイバルなベランダというわけではありません。そもそも生きるか死ぬかは自分の世話いかんにかかっているんだし、そもそもコトバの使い方間違ってるだろ? とか言わない。

要は、今日は観葉植物の話ですってことよ。

八重咲きペチュニア(クリックで画像が拡大します)

本当に元気で嬉しい八重咲きペチュニア

画像リンク用URL※写真右上の×か、写真上をクリックでclose

まずは2ヶ月前に八重咲きペチュニア、栄光の奇跡でご紹介した八重咲きペチュニア。

これ、元気元気! しかも意外に花期長いのね、ペチュニアって。まだまだつぼみがわんさか付いてくるよ。

でもなるほどさすがに、二重咲きくらいになってきたかな。夏の直射日光はものともしないし、冬のしょんぼりたれの姿を我慢しさえすればとっても楽しい、そしてたくましい植物かも。今年もうまく冬を越させてあげたいですね。

パープルコンパクタ(クリックで画像が拡大します)

コルディリネらしくなってきた

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赤いヤツ、コルディリネを救え!で記事にしたパープルコンパクタさんの新芽は、陽光を浴びてだんだん赤みを帯びて。

うーんどうしよ、胴をぶったぎらなくちゃいけないのだが…このままでいいか?

パープルコンパクタの株元(クリックで画像が拡大します)

うきゃきゃきゃきゃきゃきゃ

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株元から出ていた一個の脇芽は、あっというまに数個に増殖していました。

あ、前述の記事を見ていない方のために念のため、右の多肉っぽく見えるのはもちろん違う多肉です。

おいおい、これ全部大きくなるのかい。ちったぁベランダのスペースの都合も…。あーよちよちよち。

宿根イベリス(クリックで画像が拡大します)

今こそ緑のモサモサ、宿根イベリス

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サルさん大好き宿根草。宿根草イベリス一周年では白く可憐な花を咲かせていた宿根イベリスの夏の姿。こういうものをベランダの片隅に置いておいても気にならない人にだけ許される宿根草飼いなのであります。

のびのびワイルドストロベリー(クリックで画像が拡大します)

のびのびワイルドストロベリー

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さて。自然淘汰というか弱肉強食というか、そんな今日のタイトルに一番合ったコンテナがこれ。旬を逃して出してませんが、もとはきれいなハーブの寄せ植えでした(ぴかさんなら知っているよねw)

月日は流れ、酷暑が襲い、室外機の温風もちょっと流れてきたりするこの場所で生き残ったのは、ワイルドストロベリー。この増殖かげんはどうだろう。気づけば手前に見えているのは、蒸されて枯れたと思っていたレースラベンダーの葉っぱではないか。写真では見えないが、ストロベリーの裏にはシルバータイムが弱々しい葉っぱを広げ始めている。

実はこの夏、ローズマリーをひとつと白いフレンチラベンダーを蒸れで枯らしちゃったんですが、生き残るものとそうでないものの違いは何か、なんとなく見えたような気がします。

ラセンイ(クリックで画像が拡大します)

水生植物、ラセンイ

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さて、その手前にあるコレ…うん、背景が悪いね。わかりにくいね。枯れっ葉も元気なのもごっちゃくちゃに、豪快さんな風情を見せ始めたのが水生植物、ラセンイです。

ラセンイは夏はつらかったねー。ボウフラが湧くので水を溜めておけないし、大きすぎて物陰に隠れることもできないし。セオリー通りの飼い方はできないけれど、「生きる!」という意志を強く持ったコイツは絶対にへたれない、生長を止めない。今秋こそ、植え替えをしてやるからね。

うちの水生植物は、水性なのに陸生と同じ、いやそれより酷な環境に置かれていて不遇なのよね…。結局残ったのはコイツと、タツナミソウに鉢を乗っ取られて生死が微妙なヒメトクサの二種だけ。

とまぁこのように、盛者必衰どころか強いモノはやっぱり生き残る、これがうちのベランダ物語なのでございます。どっとはらい。

…そうそう。
どっとはらいの後にアレですが、毎日考ブログでYahoo!カテゴリって使ってますか?、アンド…に書いたとおり、当緑ブログはYahoo!カテゴリ(ベランダガーデン)の登録サイトになりました。遅れてきたヒーローと呼んでください。

そんなうちのブログを、多肉ブログ?|本日のヤフーカテゴリー厳選登録サイトにて紹介していただきました。どうもありがとうございます。「脱力系で癒される」…客観的に見るとわからんものですなw

そんなわけで、どっかで見かけたら手でも振ってください。
センキュウ。

ウェブ屋のベランダ冬便り(2) 生きる観葉

うひゃーもったいないことしたー。寝ぼうしたー。
午前中は日が当たって暖かかったのに。うぇーんごめんよ。とりあえず申し訳程度におしめりおしめり…でも今日の夜は雪マークとか付いてるけど。まあいいか、凍りそうなら一晩、室内待避だ。大きい鉢は頑張れ。

などと、アタマが植物主体の観点になっている(身体はなっていない)今日この頃、北海道では異常な寒さを観測したそうですね。北海道の方、生きてますかー?! 家の中は意外に暖かいとは聞きましたが、といって外に出ないわけに行かないですもんね。

さて今日の冬便りは、観葉植物メインで。
基本的には夏も冬も同じ場所にいてへたれない、を前提に選んでいるのでグズグズになっているものはあまりないんですが。

写真:ハーブたち(クリックで拡大)トップバッターはハーブ。寒ければ寒いほど活き活きしてくる…のは気のせいかな?

冬に入った頃から、新芽がまた出始めました。フレンチラベンダーは春にはまた咲いてくれるかな?

写真:ローズマリー・ホワイト(クリックで拡大)これはその中のローズマリー・ホワイト。花芽がいくつもできています。白い花が見られるのももうすぐ? 楽しみです。

写真:クヌギ(クリックで拡大)去年は葉っぱ全てが落葉しましたが、今回は葉っぱが付いたまま固まってしまったクヌギです。鉢植えも限界があるので、そろそろ実家の植え込みに戻そうかなあと思っています。

写真:キダチアロエ・マロちゃん二号(クリックで拡大)上の写真で奥に見えているアロエのマロちゃん二号。まあ綺麗な紅葉。…じゃなく、こちらはまったく水遣りを忘れていたので、ハオルチアと同じ論理で葉焼け。痛々しい感じだけど、地植えの野性味溢れるアロエみたいでいいですね。

写真:ハートカズラとブロンズ姫(クリックで拡大)その右側に放置してあるのはハートカズラとブロンズ姫。ここ一ヶ月ほど観ていなかったんですが、生きてました。

あ、洗濯ばさみ。あ、スコップ。とか周りがきちゃないのは見なかったことに。

写真:ラセンイ、ヒメトクサ(クリックで拡大)うちの水生植物に水は無し。葉っぱの枯れこみがすごいことになっているラセンイと、もはや姫じゃないヒメトクサ。しかしこいつらも強いんです。枯れこむけど、決して枯れないんです。春になったらもうちょっと整理してやろう…。

写真:ヘデラ・グレーシャー、白雪姫(クリックで拡大)ヘデラ二種。
強いからと放置しておいたら、いくらなんでも水を切りすぎて縮こまって枯れてきてしまいました。あー失敗失敗。(反省してるのか?

葉のウラや茎が寒さで赤く色づいた様子はなかなか綺麗だし、ちゃんと管理できれば外で越冬できる植物なんですが、外にあると目が届かなくて水遣りできない。しょうもないんで室内に入れました。これ知らなかったけど、葉に毒性があるので動物を飼っている方にはよくない植物らしいですね。

写真:レモンバーベナ、ローズゼラニウム、八重咲きペチュニア、宿根イベリス(クリックで拡大)ここらは、ちょっと弱めの植物たち。冬は軒下で過ごさせる…とかなんとか書いてある、左側からレモンバーベナ、ローズゼラニウム。そして八重咲きペチュニア、奥が宿根イベリス。青々とはしてますが、皆さん仲良く失神中。

とはいっても、レモンバーベナなんかは普通に生きている感じなのですが。ペチュニアも、お正月のあたりに暖かい日が続いて水遣りしたあたりで花芽とか作ってますからね(水遣りしなくて枯れたけど)。いずれにしても、うまく冬越えしてくれれば御の字です。

写真:ヒューケラ(ツボサンゴ)(クリックで拡大)上の写真で右に見えていたのはヒューケラ(ツボサンゴ)。もう、こいつ最強。葉っぱがだんだん大きくなってきました。新芽も盛んです。今年はヒューケラをいくつか集めようかなー。グランドカバーにも使える強健種。そういうの大好き。

写真:コルディリネ・ハワイアンコンパクタ(クリックで拡大)その向こうにいるのがコルディリネのハワイアンコンパクタ。これまた強いです。だんだん色味が冴えてきました。

ヒューケラの葉色とマッチしていい感じ。やっぱりこの手の色合いはいいねえ。好きだわあ。

写真:コルディリネ・パープルコンパクタ(クリックで拡大)コルディリネつながりで最後は、うちの出世頭であるコルディリネ・パープルコンパクタ。無茎のノッポなガタイを風にユラユラさせながら。

ドラセナの赤ちゃん(05.08.15)という記事で「3ヶ月前は…」という記述があるので、少なくとも2005年の春にはうちにいたと思われます。ってことはもうすぐ4年目に突入ですね。ところで去年の最初にコルディリネは戸外が正解か(07.01.14)という記事を書いていますが、コルディリネは戸外が正解でした。まる。

そんな感じの観葉さん(+α)たちでした!
次回に続く!

タツナミソウは空を飛ぶ

植え替えシーズンも後半戦ですねえ。
皆さん、多肉も観葉植物も面倒見てますかー。私は見てませーん。冬になるまでにはがんばりますー。

img: ヒメトクサ(クリックで拡大)これは、ひ、ひめ、ヒメトクサ…姫の面影は全然ないけど、昔は可愛かった(二年前の画像)ヒメトクサと申しますです…。自分と同じ、すっかりおばちゃんになってしまいましたがなー。

水生植物のくせに、水遣りもいい加減で放ったらかしておいたため、上の方は見るも無惨に枯れ野っぱらになっちゃってわはははははは笑うしかねーな(ごめん

で、夏くらいからかな、株元から雑草が生えてきてしまって。いい加減植え替えしてきれいにしてやらなきゃねーと思っていたのです。

img: ヒメトクサの株元に生える…(クリックで拡大)ん…。雑草。
じゃ、ない!

これ…タツナミソウだわ! こぼれ種がここまで飛んだんだ。よく見ると閉鎖花が咲いている…のかこれは。(閉鎖花についてはこちら。→野草の閉鎖花

すげー。親株とは2メートルくらい離れてるんだよ? その間にある鉢は、条件が合わなかったんだねえ。心地よかったんだねえここが。

しかしこれ植え替えしづらいなー。とりあえずもう少し住みやすくしてやるか。繁殖力旺盛だから、多少ぶっちぎれても大丈夫。春になれば、緑のヒメトクサと白いタツナミソウの花が良いコントラストになるでしょう。こりゃ植物同士の連係プレーですね、意図せず寄せ植えができちゃった。

それにしても本当、よく飛んでうまく着生したものだわ。雑草だぁと、すぐに抜かなくてよかった。やはりズボラこそ最強(違

しかし、植物ってスゴイよね。
自分から「もういいや十分だよ…」って営みを止める植物っていない。路上のコンクリートの亀裂に生えた植物。ベランダの床に落ちたまま発根している多肉の芽。鳥に種を媒介してもらうクヌギ。みんな、ひとかけらでも生に対する執着を忘れないよね。見習わなければいかんよ。

img: タツナミソウ親株(クリックで拡大)さて、こちらがクヌギ鉢の根元にいるタツナミソウ親株。いたって元気に枯れ始め、来年に向けて冬眠の準備を進めています。

こぼれ種を捲き散らかした犯人は、この閉鎖花ではないかと思われますが、依然として黙秘を続けている模様。

写真:タツナミソウの花、春の様子…とか悪者扱いに書いてますけど、タツナミソウは大好きな植物なんですよー。耐寒性多年草なので、何度でも何度でも咲いてくれるし丈夫だし。

汚名挽回のために、左は過去ログ白い花はお好きですか?からお花の様子をぺたりっと。



ラセンイを繕う休日

ハーブハーブ多肉と、派手めの記事が並んだので今日はしっとりとラセンイをご紹介。

写真:ラセンイ重い腰を上げて、やっとベランダの二回目の植え替え。なのですが。

ラセンイの枯れ草がかなり目立ち、荒れ放題になってきていたので、ちょいと毛繕いをしてやりました。前回の冬と違い、今年の冬は本当に水遣りをしてあげていなくって、かわいそうなことをしました。「水生植物は、水がなかったら死んじゃうのよ!」そんなノリピーのセリフが聞こえるような気がします。ほんと済みません。

茎をかき分け、枯れ草を指に絡ませてムシッ。ムシッ。と繕っているとなにやら、毛をより分けて猫のノミを探しているような錯覚に陥ります。無心になれるから、こういう作業は意外と好きです。

ラセンイはめったに虫が食わないので、株元をかき分けてもナニカにびっくりご対面!ということはないのですが、前にいっぺんだけ葉に沿って虫がたかっていたことがありました。近くのハオルチアの花を目当てにしたアブラムシが飛び火したっぽいのですが、普通ならあまり無いことです。

若き日のラセンイ(クリックで拡大)何回か過去にも書いておりますがね。いいですか、たった二年前はこんなんですからね。なんてかわいいんですか。ずっとこういう感じかと思うじゃないですか。

植え替え前(クリックで拡大)半年後ですでにこれですよ。
サルさんびっくりですよ。

これからラセンイの購入を考えている方、こけ玉を作ろうと考えている方、実際根張りがハンパじゃない植物なんで、できればあるがままに生かしてあげてください。ご参考までに、過去記事からラセンイ関係を抜粋。

ベランダ整理報告「玄関前さらします」

毎日更新するようになって、ぶっちゃけ不振中の毎日考より多いアクセスを頂いていますが、あれですね。マメな更新はやっぱりアクセスアップの鍵なんですねえ。けどこの更新頻度は単に、春だからなんだよねえ。我ながら単純なんだよぅ。

ベランダ整理報告で「玄関」かよって感じですが、あながち無関係なわけでもないのでヨシとして。

写真:玄関前の植物(クリックで拡大)ここにいるのは、奥から水生植物のトクサ&シラサギソウ、シマフトイ、そして花月です。和風なラインナップ。

うちの玄関は通路から奥まっているので、なんかしらのディスプレイをしても怒られません。ただ北西向きなので、夏でこそ3時間ちかく西日があたるけれど、それ以外の季節は1時間あるかどうかなんです。

けれどベランダを有効活用しようと思うと、いくつか耐陰性のある鉢をこちらに持ってきたい。日照好きはかわいそうだし、お高いものや運びやすいものは心配。水遣りが頻繁な植物は毎朝通路がビシャビシャになって住民の方に申し訳ない。あまり葉っぱを広げるものは新聞屋さんや宅配業者さんにメーワクだ。

悩んだ結果、腰水必須の水生植物や多肉植物というラインナップになりました。水生植物はこれくらいの環境の方が、土が乾かなくていいですもの。水遣りはペットボトルを置いておけばラクだし。そもそも、鉢が重いから持って行きたくはないだろう。ふっふっふ。

写真:シマフトイ(クリックで拡大)真ん中のシマフトイ。冬に水遣りをさぼったせいか地上部が完全に枯れてしまったので、上をバッサリ。が、すでに脇から新芽が生えてきています。根は生きていたんだね。けれどこの環境だと、斑はきれいに出ないかもなあ。

写真:トクサ(クリックで拡大)こちらはトクサ。いい感じでコケが覆ってきました。やはり冬に世話をさぼったせいでヒョロヒョロと分枝しまくり、かっこ悪くなってしまったのでガシガシ剪定。

シラサギソウも、どこからか移住してきたクローバーや雑草と同化してモシャモシャになってしまったので、念を送りつつ斬りまくりました。…と、久しぶりに世話をした日に、二本のぶっとい新芽に気づいたというていたらく。これから初夏、水生植物は涼しげでよいですよね。

参考までに、昔の玄関前の様子はレッツ植え替え第二弾:寄せ植えの巻をご覧ください。ハオルチア寄せ植え鉢の前身です。うーん、今見るとなんつうショボさだ(笑)。

さ、整理もしつつ、そろそろ植え替えを始めなければ。
秋にサボっちゃったから、ぎゅうぎゅう詰めの鉢や水はけ最悪な鉢だらけなの、ウチ。

ベランダ晒しますアゲイン 2006秋

ちょうど、今から1年前。
ちまきさん主導の、「オイラのベランダ晒します」キャンペーンで晒したサル宅のベランダ。今見ると、それはまるでコーヒーの入っていないクリープのように、いや逆だクリープの入っていないコーヒーのように味気ないものに見えるほど、ジャングル状態になってきた今のベランダ。

写真:サル宅のベランダ(クリックで拡大)明るすぎて白く飛んじゃってますが、絶好調に太陽の当たる時間のベランダ。明るくていいですね。植物たちも喜んでいます(たぶん)。エアコンラック代用の棚の上には、一番太陽の好きな連中を。下には、葦サボやサボテンたちを。

写真:サル宅のベランダ2(クリックで拡大)一番モサモサに見える角度がこれ。前回のベランダ晒しますの二枚目の画像と、角度的には一緒なんですがね…。あんなに広く見えたベランダもこの通り。
画像真ん中がごちゃついているのは、クヌギとガジュマルの葉が重なって見えているだけで、上の写真の通りもう少しすっきりしてるんですけど。いずれにせよ収拾付かなくなってきました。もう少し整理せねば…。奥に見えるのが多肉シェルフです。

写真:サル宅のベランダ3・水生植物(クリックで拡大)部屋の中から見た状態。左がイグサに非ず、シマフトイで紹介したシマフトイ。右が、初出のトクサとシラサギソウです。いずれも水生植物として流通しているものです。フトイは、日照が少ないのか、斑がほとんど無くなっちゃいましたけどね…。べろんべろんと伸びるので、ついにビニールヒモで括られてしまうという暴挙に凹み気味。右の鉢のサビレ感は、好きですね。とても気に入っています。トクサ、分枝するの初めて知りましたよ…。

写真:サル宅のベランダ4・パキラ(クリックで拡大)ところでいっぽう、こちらは5ヶ月前に紹介(パキラッシュ、疲れたろう…?)したパキラなんですが。なんですかこれ。もうはちきれそうですパンパンです。いつ爆発するんでしょう。戦々恐々のこの頃です。

さあ…これらの冬越し、どうしたもんだろう。
多肉は鉢が小さいからまだいいんですが、問題はコルディリネとかパキラとか、葦サボとかなんだよね…。うーむ。

ありがたいことに、DTNのもじゃさんが便乗してくれました。
ハーブの香りが画面から溢れてきそうなベランダガーデンへれっつごー。
ベランダ晒しますアゲイン 2006秋(DIGITAL-TIPS.NET BLOG)

イグサに非ず、シマフトイ

それは、前述の改良園さんにて。
母親が覗いていたので、私も何の気なしに回りをふらついていたところ、「あら」と出会ってしまった植物。これまた、バラにも多肉にも全く見事に関係の無い植物。いいじゃないか、欲しくなっちゃったんだもん。っていうか欲しかったんだもん。

適当な鉢が無かったのでしばらく購入時のプラ鉢におりましたがこのたび、無事パンジーの鉢を乗っ取って鉢上げが完了いたした次第です。
パンジーはどうしたか?…それはもう、壮絶な最期を遂げました。ずっと楽しませてくれてありがとう。

シマフトイ
Schoenoplectus lacustris ssp.tabernaemontani ’Zebrinus'

写真:シマフトイ(クリックで拡大)サル宅、3つめの水生植物。
名前が「イ」なので混同しやすいんですが、イグサ科ではなくカヤツリグサ科の植物です(ラセンイはイグサ科)。驚くべきことに、このながーいアサツキのような茎に見えるもの、これは茎ではなくて花茎なんですね。カヤツリグサ科の他の植物には、紙の起源の話で知られる「パピルス」なんかがあります。(モロ調べたまんまだけど)

触った感じや見ばはあさつきや小ネギにそっくりですが、これまた科が違うし、あちらさんは「葉」なんだそうです。…なんだか難しくなってきたのでこれはこれでヨシとして、ま、面白いからいいじゃないかと。

写真:シマフトイのシマ(クリックで拡大)面白いですよねえ。
これは縞が横ですが、「タテシマフトイ」というのもあるそうです。自然て不思議だ。

土:水場に生える植物なので、ラセンイやトクサ同様、鉢を常に湿らせておきます。土も今回は、かなーり重くしましたよ。培養土+赤玉土+ピートモス+黒土という水はけのわるーい感じで、水をやった後の状態は、まんま水辺のあの土のよう。泥のようなものを想像してもらえればいいでしょうかね。

植え方:ジャストサイズの鉢に株を詰めるのではなく、深さはなくてもよいので、少し広めの鉢にスカスカっと植えてあげると良いようですよ。外側からぴょこぴょこと新茎が顔を出します。

肥料:あまり必要としない…わけではないんですが、そこまで過敏にならなくてもよい種です。気が付いたときに、固形肥料を土に押し込んでおくような感じで。花を咲かせる品種についてはそれ相応の肥料があるようですが、このシマフトイについては植え込み時に肥料はあげていません。

注意するのは夏場。
水を鉢皿に溜めておくので、ボウフラなどを発生させて、隣近所に迷惑かけないようにいたしましょうね。

水生植物、うちにあるのはその中でもラセンイ・ヒメトクサなど「湿性植物」と呼ばれる区分ですが、やはり涼しげなところがいいですね。あ、ヒメトクサはちょうどシマフトイの左後ろに写っています。モサっとしすぎて、もう「姫」じゃないです。こいつも植え替えてあげないとな。

これら、日本に生息する種が多いので、冬に強いのもステキ。和の雰囲気が作れて、とにかく見ていて落ち着くところもいいかなあ。ハスとか睡蓮とか浮いている系は今のところやりませんが…いや、やったら確実にサカナが飼いたくなるし…

ってもう、自分が何の人だかわからなくなってきました。あっはっは。(自称、葦サボの人なんですが…)

2006春・ラセンイの植え替えと鉢選び

植え替えのタイミングって難しい。
だって、この前春になったと思ったらもう5月の半ば。
いーかげん終わってなきゃいけない時期だとゆーのに、アレを買おうこれを買おうとやっていたら既存種の植え替えがおろそかになってしまいました。

写真:ラセンイ(クリックで拡大)と、いうのもうちのラセンイですよ。半年ごとに植え替えをしているのに、それでもものすごい勢いで根が伸び続け、今回も今回で鉢穴から気持ち悪いほどに根が飛び出しておりました。

写真:ラセンイの根(クリックで拡大)これですよ、これ。
見るたび、「ラーメン大好き小池さんの唄」が頭をよぎります。これでも鉢穴から出ていた部分は手でぶっちぎっております。今回は春なんで、これをかなり大胆に整理。根ぐされしている様子もなく、肩のあたりからは新芽がどんどん生まれているようです。元気だねおぬし。

写真:ラセンイの根の整理(クリックで拡大)普通にやっていても解けないので、水の中でちゃぷちゃぷやりながら根をほぐし、鉢底ネットをむしり取り、屈強に巻き込まれた鉢底石をひっぺがし、さらに大胆に根をカット。生育は少しにぶるでしょうが、また盛り返すはずですコイツなら。

冬は凍るのであまり腰水に付けておけず、生長期ではないせいもあるのでしょう、かなり枯れ葉が目立ってきたので一気に整理しました。かなりむしったので、一回り小さくなった印象かな。

写真:ラセンイ植え替え終了(クリックで拡大)やっと終了ー。
で、今回はいつもの駄鉢ではなく、それっぽい鉢をあてがってみました。駄鉢より雰囲気があって素敵です。ちなみに白い鉢受けは、常に水を張っておくためです。

さ、またクルクルクルクルと盛大にやっといで。

土は、通常の観葉植物用の培養土に、赤玉土・鹿沼土・黒土・軽石をさらに足しました。排水性よりは保水性重視です。根ぐされ防止剤を混ぜ込もうとしたのですが無かったので断念。けど、今回の根の状態を見るに、心配は不要のようです。

鉢を選ぶ

基本、多肉をひとつずつ植えるときには70円から100円くらいの素焼きや朱温鉢なんですけど、今回のように大きく育ってきた植物については多少お高めの鉢を振る舞うことにしております。

けど、鉢選びって難しいですねえ。今日行った園芸屋さんでも、どこぞの奥さまが植物を入れてみてはこっち、やっぱりあっちとダンナさんを引きずり回しておりました。「ねえ、どう思う?やっぱりこっちかしらねえ?」と話しかけてはいるけど、本気では訊いていないような、自分への確認をしているような奥さま。疲れているけどそうは言い出せず、その場を離れられないダンナさん。微笑ましい図ですね。

植物との相性もあるし、和風か洋風かによって全体の雰囲気が違ってしまう。既存の植物や鉢、ベランダとの相性も重要。もちろん通気の良いの悪いの、熱くなりそうなのそうでないの、と植物の特性や置く場所によっても選べる鉢が違います。テラコッタみたいのは安くて手頃で見ばもいいんだけど、意外とカビが生えたり衝撃に弱かったりするんですよね。

今回のラセンイの鉢は、500円くらいで売っていたもの。
大きさで言うと、7号くらいかな。
やっぱり和風の植物なんで雰囲気を生かす形で、ちょっと暗い色を選びました。居心地はいかがでしょうか。

そうそう、レッツ植え替え第三弾:ケツに火がつくというのが昨年の秋、10月の記事なんですが、ここに参考として今から一年前のラセンイの写真が載っています。いやー…。すごいですね、植物って。

レッツ植え替え第三弾:ケツに火がつく

どーもー。
なにがびっくりって、最近のニュースのびっくりサプライズはこれですよ。

“半草半獣”の新種微生物、その名は「ハテナ」(So-netニュース)
半分動物、半分植物=不思議な微生物、和歌山で発見(BIGLOBEニュース)

ブログで情報収集!Blog-Headlineで、この話題について触れているブログ記事をまとめているので、興味のある方は読んでみてください。

植え替え前さてと、そういうわけでうちにはそのようなキキカイカイな植物はおりませんが、植え替えを待ってぶーたれてる植物ならぼちぼちおります。はやくしろー。ぶー。ごめんなさいごめんなさい。早くせねば冬が来る。植え替えのシーズンは過ぎつつある。ケツに火が!火がアツイ!

植え替え前(クリックで拡大)まずは、ボンバーヘッドになってしまったラセンイから。夏くらいに鉢穴から根が出ているのは知っていたんですが、植え替え時期まで待ったほうがいいということで…そして植え替え時期に入ったらデカいからということで、後回しに…

やー、すげーでしょ。ラーメンみたい。
根は細くともしっかりしているけど、この季節ではあまり根は整理しないほうがいいということもあって、ほとんど土も崩さずに鉢上げ。もう、鉢底ネットも巻き込んで根が伸びてるので、そのままにしました。株分けしようかと思ったら、これがもうすごい勢いで根元も巻いていてままならず。見ているとこっちまで頭がくるくる。くるくる。あははははー。いいやこれでもう。

ラセンイを作業しているとき、ついでにヒメトクサも見てみたら、やっぱり鉢底から根が。しょうがない、ついでだから鉢上げだ。

ラセンイは4月、ヒメトクサは7月始めにうちにやってきた。
来たときは、ああ、二人ともこんなにかわいかったのに。
こんにちは初めまして、ボクくるくるしてますけど変なやつじゃないんで、ちょっとみなさん失礼しますよ。って感じだったのに。

若き日のラセンイ(クリックで拡大)若き日のヒメトクサ(クリックで拡大)左:ラセンイ
右:ヒメトクサ

ラセンイとヒメトクサ(クリックで拡大)むははははー。
いつの間にか、ベランダでもかなりの存在感を主張してしまうくらいおデカくお育ちになりました…。2号鉢が6号鉢ですよ。いったいどこまでのびるんだ。っていうか、なんて丈夫なんだ君たちは。

豹紋タンとミルクブッシュ(クリックで拡大)まあ、これは植え替えというほどでもないんだけど。
どっかから持ってきて葦サボの鉢に挿しておいたミルクブッシュが、なんと2ヶ月ぶりに芽を出したので、豹紋タンの鉢に同棲。この豹紋タンは、当初からいろいろな植物と共生しては生き死にを見届けてきた。自らもサルサの不注意による鉢落下で全身打撲を負うが、果敢に熱血挑戦中。目下恋人募集中。

ハティオラ(クリックで拡大)君はもう覚えたかな?
言うまでもなく、サルサがフェチっている葦サボである。プラ鉢がきつくなってきたので、珍しく土鉢に鉢上げしてみた。部屋の中に入れることを考えると土鉢は考え物なんだけど、これからは乾く季節なので大丈夫だろう。

この葦サボに限らず、涼しくなってから外に出している葦サボ群がすこぶる順調だ。それはもう、まんもすプチプチムチムチプリンでドリミンパ、って感じだ。
さるぴー、まんもすうれぴー。

っていうか今日は、午前中早くに起きてガーデンセンター行って鉢と土買って、あわよくば売れ残っているナニカを…むふふ…なんて思っていたんだけど…
起きたら14時だってさ。へっ。
そいではまた〜

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