中編の次は後編だろ、という大方の皆様(自分さえも)の予想を裏切り、今日は芳明園編をお届けします。
1足す1は2じゃないのよ! ※意味不明
もし、私がいつか関西に行くことがあったら、絶対にここへ来てやるんだ! と長いこと憧れだった業者さん。それを見たのが当のべーやんさんの記事「芳明園、行って来ました。男爵さん夫婦に会ったよ!」だったのですが。葦サボモサモサ好きならこれ、Love過ぎでしょ?
夢にまでは見ないが楽しみにしていた芳明園さんの全景がこちら。
おばーちゃーん、来たよー。
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見るからに!
見るからに田舎の農家といったこの風情! 通りを挟んだ右側は普通の住宅地なのですが、周辺の方はここにお宝がいっぱいあって、全国多肉マニアの垂涎の的である…なんてことをご存じなのでしょうか。
なにげなく生えているこれ、オオバコなどの、いわゆる雑草のたぐいではないんですよ。これ、ミント。自生しすぎ。
「英国ではハーブは雑草扱い…」というフレーズを思い出してしまいます。
さて、ご挨拶もそこそこに、いよいよ突入します!
サルサ、行っきまあああぁぁぁぁ..........
ああ…ああ!
森林性の着生植物!
柱サボテン亜科の葦サボ!
思わずアホなことを口走ってしまいそうです。これが写真で見た葦サボモサモサ天国!
ダイブしてやるぅー!
アッキャキャキャ
一列全部アシアシなんて素敵すぎるー! うお〜! ホェ〜!(と叫んでいたとべーやんさんが書いていたので)
もう、どれがどれだかわかりません!(私じゃない、園主さんが言っていました)
日がよーく当たっているので、どの葦サボも黄色に近い色をしています。
何でも有りなんだな。
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適当すぎて素敵!
味噌も●コも一緒!
(分かりやすく植えられているだけ綺麗なほうかも)
興奮しすぎてアレなんで、ちょっと気分を鎮めましょう…
キリンで。
(ハナキリンには鎮静効果があるそうです)(嘘、むしろ毒が)
トゲトゲにひっかかれないよう注意だ!
んまあ、ほどよく、いやこんがりと焼けた九厘塔。
温室なのにこの砂漠感はどうだろう。ここだけ見たら現地の写真のようだ。
なんかわからないけど、モシャラな硬ハオハオハオだ。
ここまでオレンジに焼けたのは初めて見たぞ。私はここの硬ハオに生まれなくてよかった。
月下美人でしたっけ?
なんとかクジャク? ヒロケレウスかエピフィルムかなにか。
私、初めて花の実物見たんですが、大きいんですねえ! 私の手のひらよりデカいんですね。けっこう環境厳しくても元気なんだなあコレって。
芳明園さんは温室が数棟並んでいるので、中に突入しては暑さで参って外に出て、また違う棟に突入…なんてことを繰り返していたんで、今どこにいるのか、どこまで見たのか、あとで見ようと思っていたあの植物はどの棟にあるのか…。ああ、ここはジャングルなのねエヘヘヘヘ…
そういえば一緒に入ったべーやん兄さんはどこだ?
(すっかり忘れている)
そんな中、園主さんの奥様が顔を出されて、「暑いでしょ? 冷たいものどうぞ」と勧めてくださいます。その冷茶の美味しいこと! がぶがぶ飲んでしまいました。奥様、マジで一生ついていきます。
通路はまあ、ごく一般的な狭さではあるのですが、ありとあらゆる植物がウヒョヒョヒョと自由奔放に伸びているため…
通行止め。
しかし、そんなジャングルをものともせず、慣れたものですべーやんさん。ひょいひょいと植物をのけて進んでいきます。
私はというと…
「はい?」(サボテンの触手に呼び止められる)
「いてて!」(アガベにつっつかれる)
「うわぁー」(ある鉢を取ろうとして違う鉢を豪快にコかす)
ある意味、非常に植物とコミュニケーションが取れたと自負しているわけですが… 楽しい!楽しいんだよママン!
しかし、こういう場所へ来て思いました。
夏だから、温室は暑いからなどと、無防備な格好で来ちゃぁいけません。露出が多くてもべーやんさんを喜ばせるだけですので、これからべーやんトラベルサービスをご利用の際はご注意ください。
じゃ、なくて、冗談抜きに長袖は必需品ですね。とげやノギに引っかかれるのもそうですし、なにより「暑すぎて蚊はいないけど、そのかわり鉢がいる」のだそうで。いやぁ! みなしごでも蜂はいやー!
(修正:なんか都々逸みたいになってますが、「鉢がいる→蜂がいる」の間違いです。面白いんでそのままにしておきましゅ。ある意味合ってるし)
さて、だんだん自分の思考能力もにぶってきたようです。それに、いつもは来られないところなんだから十分に写真を撮るんだ! と気張っていたので、欲しいものの目星をまったく付けていません。そろそろ持ち帰り品の物色をしなければなりません。
モーローにダメ押し。
コーデックスの多い加温室。熱気ムンムン過ぎて、2分といられません!
でもね、美しくディスプレイされたお店もいいけど、こういう温室を探索して、業者さんとお話させてもらうほうが楽しいわ。もっともっと、こういう機会を増やしたいな。
最後はべーやん兄さんと合流し、アレはどーだこれはどーだ、あっそれは仔が出たらチョーダイなどと青田買いをしつつ、数点を選んだところで、お会計をしに冷房の効いている別室へ。
ああ素敵! 冷房最高!
エコなんてくそ食らえだバーカ!(怒られるぞ
一時間弱でしょうか、今うちにいる植物のことについて相談したり、べーやんさんが園主の方と会話するのを聞いていたり。それはもうあっという間の楽しい時間でした。
自分で、自分なりにいろいろ調べるのも大切なことだけれど、こうして業者さんや趣味家さんと実際に話を交わすことは、何事にも代え難く、手っ取り早く経験値を上げられる機会だと思うんです。
こういう機会を与えてくれたべーやんさんに、改めて感謝です。
趣味のつながりって素晴らしいよね。
さて、次回こそ本当に本当の後編…と思いきや、関西訪問のもう一人プラス一匹の主役がいよいよ登場します。お楽しみにー。
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